ヴォルスンガ・サガ/ワルタリウス

サイトTOP2号館TOPコンテンツTOP



エピソード別人物目録

ドイツでは人気のあった物語だけに、バリエーションの多いこと多いこと。いやー参った…。
発祥年代がバラバラな伝説を集めているため、この表では
ドイツ語表記で統一したつもりです。()内は、別読み、別つづり。



「ヴェルンド伝説」

「エッダ」収録、シドレクスサガにも登場。ただし、それぞれにおいて少しずつ話の流れが異なっている

人名 職業 役割その他
ヴィーラント
(ヴェルンド)
鍛冶屋 「ヴェルンド伝説」での主人公。小人のもとで鍛冶屋の修行を受け、白鳥の乙女(ヴァルキューレ)と結婚するが、妻に逃げられ(笑)、王様にとっ掴まり、酷使されるも王女とフォールインラヴ。じゃ結果的に良かったんじゃん…。
ヴァーデ 巨人 ヴィーラントの父。フィン族の王。巨人からどうやって普通の人間が生まれるか、とかは気にしてはいけない。巨人のわりに、土砂崩れでアッサリとお亡くなりに。
エギル 射手 狩猟を得意とするヴィーラントの兄弟。一応、王子様。
シュラークフィーダー
(スラグフィド)
上に同じく。いなくなった妻を追っかけてったあとの消息は不明。ヲイヲイ。
フラグド
(フラズグズ・スヴァンフヴィード)
王女 フレドヴェル王の王女にして白鳥の乙女。その実体はヴァルキューレ(戦乙女)。「エッダ」にも登場する。注釈によれば、フラズグズは「王冠に飾られた女戦士」を、スヴァンフヴィートは「白鳥のように白い」を、意味するらしい。
シュラークフィーダーの妻となるが、8年目にして、戦恋しさに夫を捨てる^^;
エルルーン 王女 同じく「エッダ」より解説を抜粋。ヴァルランドのキャール王の娘で、雪のように白い肌を持つ乙女。エルルーンとはビールのルーン文字に通じた者を意味する。
ヴィーラントの兄弟、エギルの妻となるが、彼女もとっとと戦いに行っちゃいます。
ヘルヴェール
(ヘルヴェル・アルヴィス)
王女 ヴィーラントが妻とする白鳥の乙女。フラグドと同じくフルドヴェル王の娘。
アルヴィスは「all wise(オールワイズ)」=全能なるもの、を意味し、3人の中で唯一、完全なる女神であることを示している。…そのわりにダンナ捨てて逃亡。
ニードゥンク
(ニドゥド)
隣国の王 ニヤル族の王。かなり卑怯で小物な王様。怖い奥さんの尻に敷かれて小悪党の道を突き進む。どう考えても親バカで欲深。よくそれで国が治まるな…。
オトヴィン 王子 ニードゥンクの長男。いわゆる後継ぎ。いい人っぽい…。
ベドウィルド 王女 ニードゥンクの娘。ヴィーラントに手篭めにされるが、何故か彼にホレてしまう。強引なのがお好き?!
アーミリアス 鍛冶屋 王に仕える鍛冶屋。彼が鎧をつくり、ヴィーラントが剣を作ってどっちが強いか、鍛冶屋技能の勝負をし、負けて命を落とす。合掌。
ヴィテゲ
(ウィッテッヒ、ヴィドガ)
ヴィーラントとベドウィルドの間に生まれる息子。のちに、ディートリッヒの腹心の一人となる。ディートリヒのもとに仕える2大勇士の一人。アーサー王伝説でいくとランスロットかな。(で、ハイメがガウェイン)




「ディートリヒ伝説」

一部、ヒルデブラント・サガやその他の神話・伝承からも。

人名 職業 役割その他
ディートリッヒ
(ディエトリーヒ)
王族 5歳にして生涯の友・ヒルデブラントと出会い、数々の武勇伝を打ちたてながら王となる人物。叔父の裏切りによって国を追われ、「ニーベルンゲンの歌」の舞台となるフン族の国に身を寄せるが、その後、見事王位を奪還する。
火ィ吹くのだけは止めて下さい(笑)。
ディートマル ディートリッヒの父。だから何…っていうくらい大した出番も無い(笑)。
ヒルデブラント 王の側近 30歳にして出仕を考え、若き王子ディートリッヒの側近となる。彼を導き、教育する師であるとともに、生涯最高の友。忠実な腹心として、死ぬまで務める。
レギンバルト 公爵 ヒルデブラントの父で、ヴェネチアの公爵。シュヴァーベンの町に住む。
アルベリッヒ 小人 ディートリッヒの実戦練習台にされ、ナーゲルリングのありかを吐かされる。ある意味気の毒なヤツである。
ヒルト&グリム 小人 ディートリッヒとヒルデブラントが討伐に行く小人。優れた武器や財宝を隠し持っていたためサックリ殺された。
グラマライフ 盗賊の頭 端役。ヴィテゲがヒルデブラントと出合った直後、彼らによってサクサクと壊滅させられる盗賊団のボス。
ハイメ 元・農民 元々馬を飼育する職業だったため、馬を扱うことには優れている。少々短気で気性が荒く、頑固な男だが、友情には厚い。2大勇士の片方。ヴィテゲとペアで登場し、しょっちゅうケンカする。案外、仲いいのかも。
ホルンボゲ 公爵 ディートリッヒの部下。いちおう12人の仲間の一人。でも、あんまし見せ場がない。
エッケ 巨人
(騎士)
奥さんと娘にやんや言われてディートリッヒに挑戦するが返り討ちに。女に弱い男ってなーこれだから…。ご苦労様です。(この人の末路については、「叙事詩エッケンリート」と「シドレクス・サガ」では異なっています。)
ファゾルド 巨人
(騎士)
エッケの兄弟。「シドレクス・サガ」では人間扱いですが、「ヘルデン・ブッフ」のほうでは巨人族。兄弟そろって人の話も聞かず突っ込んで来る。これだから巨人族ってのは、いけませんね。(巨人差別?)
イングラム 盗賊の頭 ハイメの悪い付き合い仲間の一人。ファルスターの森で、10人の手下とハイメとともに追い剥ぎ行為に及び、ビーロテルプに返り討ちにされる。
ビーテロルフ 公爵 ディートライプの父で、デンマーク一の戦士。ザクセンの公爵の娘オーダと結婚し息子をもうける。
ディートライプ
(ディートリープ)
公爵の息子 抜け目が無く、ずるい面もあるが、どこか憎めない面白い存在。単なるうつけ者と思いきや、隠された実力が発揮される時も…?
ヴォルフハルト
(ウォルフハルト)
…? 「ニーベルンゲンの歌」にも登場する。ヒルデブラントとイルサンの妹の子。(ニーベルンゲンでは姉の子)
やたらとアツいが、ここの一族はみんなしてアツいので、全体から見ると普通だったり。
ラウリン 小人の王 「ラウリンのバラ園」に登場。世にも見事な薔薇園を管理する小人。ヴィテゲが薔薇をメチャクチャにしたせいで、園芸家魂が燃える闘魂へと変化した。^^; 卑怯でロリコンですが園芸家なのでゆるす。(ガーデニング好き管理人)
キューンヒルト 公爵の娘 「ラウリンのバラ園」に登場。ディートライプの妹、美人。お約束のように小人にさらわれる。芯の通ったしっかり者で、兄思いのいいコのようです。
イルサン 聖職者 「クリエムヒルトのバラ園」に登場。シドレクス・サガには登場しないが、「ヘルデン・ブッフ」には登場する。
ヒルデブラントの親戚で、顔に微笑み、左手に聖書、右手に棍棒。神の御名において敵を殴殺する人らしいのです。坊さんなので、誰かが戦死しても一安心?!
フィルギナル 女王 上のイルサンと同じく、シドレクス・サガ以外のサブシナリオからの登場。チロルの国を治める女王。この国には、小人が住んでいる。
異教徒やら竜やら巨人やらに悩まされていたところ、ディートリッヒとヒルデブラントによってサクサク敵を倒してもらう。



「ディートリヒ伝説・王位簒奪編、奪還編」

タイトルは勝手につけました。要するに後半ってことですが。
「ニーベルンゲンの歌」に登場するフン族勢の人物たちについては、同じなので省きました。

人名 職業 役割その他
エルムリッヒ ディートリッヒの伯父で、多くの小国を随える強大な王。決して無能な王ではないが、その欲望の深さゆえ、奸臣ジフカの囁きに誘われるままに悪鬼と化し、次々と血縁者を惨殺。甥ディートリッヒさえも追放し、王位を我が物とする。現在、色魔疑惑が浮上中。^^;
ジフカ 宰相 王に最も近い側近。激情と、冷静で狡猾な頭脳を併せ持つ悪魔の如き男。不在中に奥さんがエルムリッヒに陵辱されたことを根に持って、王の子孫を根絶やしにせんともくろむ。
この男の復讐の掌の上で、人々は血の狂宴を踊りはじめる。
オディリア 宰相の妻 美貌の女性で、ジフカの妻。彼女が夫の不在中にエルムリッヒに辱められたことが、悲劇の発端となる。
フリードリッヒ 王子・長男 ジフカの謀略により、税金の取り立て任務の途中で暗殺される。
レギンバルト 王子・次男 同じく、ジフカの謀略により、船ごと嵐の海に飲まれて溺死。
ザムソン 王子・三男 同じく、ジフカの謀略により、彼を最も愛する父王自身の手によって折檻死させられる。
フリティラ エルムリッヒ王の甥である、エガルドとアキの養父。でもあんまり名前見ないなァ。
エガルド 領主 エルムリッヒ王の兄弟、ディーターの息子。ジフカの謀略により叔父の軍に攻撃を受け、圧倒的多数を前に戦死する。
アキ 領主 エガルドの父。エルムンレク、ディートマルの弟で、庶子。
ディートリッヒにとっては叔父にあたる。
アキ エガルドの弟。父さんと名前一緒。運命は兄と一緒。泣。
ライナルト 王の家臣 エルムリッヒの臣下。ヒルデブラントの古い友人で、表向きはエルムリッヒ王に随いながらも、友情を裏切ることはしない。
ディートヘア 王子 ディートリッヒの弟。兄とともに亡命した説、最初からエッツェルの宮廷に預けられていた説の二通りがある。まだ子供なせいか、前半では全く姿を見せないが、エルムリッヒとの戦いで彼の果たした役割は大きく、あまりに悲しい…。
ハドゥブラント 領主 ヒルデブラントの息子。ディートリッヒが亡命したあと、ベルンの町を管理している。何でも人より優れてないとイヤな性格で、おいたが過ぎると父にお仕置きを食らったりして。幾つになっても息子は息子か…。^^;(この人の末路については、シドレクス・サガとエッダでは異なっている。)

端役の皆さん

エルムリッヒ王との決戦時に登場する人々。
短い訳本だと端折られてて、資料が少ない。

ナウドゥンク公爵
(ヌオドゥンク)
リューディガーの息子。ディートリヒ側に味方。
戦いの中で、ヴィテゲに殺される。
ヴァルター・フォン・ヴァスゲンシュタイン エルムリッヒ王の甥。ディートライプとの力勝負で負けている。
エルムリッヒ側の旗手。ヴィルドと相打ち。
ヴィルド・エーヴァー ディートリッヒ側に味方。
苗字があるってことは、ゲルマン系じゃないのかも?
ヒァルプレク エッツェルの家臣、ディートリヒ側に味方。
ルンガに打ち倒される。
ルンガ エルムリッヒ側に味方。
ディートヘアの怒りの一撃で落命。
ウルフハルト ディートリヒ側に味方。リューディガーの旗手。紛らわしいけど、ヴォルフハルトとは別人。
エルズング公爵 決戦には登場しないが、その後、ほんッと〜に端役として登場。バカだこいつ…。(公爵だけど)



フン族勢の追加

「ニーベルンゲンの歌」には登場しない(それ以前に死亡していた)登場人物たち。

エルプ フン王の王子 エッツェルとヘルヒェの間に生まれた二人の息子。年が同じってことは双子?
ディートリッヒの弟、ディートヘアと同い年で、本当の兄弟ように4年間を過ごすが、のちにエルムリッヒ王との戦いで戦死。彼らの仇を討とうとしたディートヘアもまた帰らぬ人となる。
ちなみに両方の名前を足すと「オルトリエプ」になるんだよな…。^^; 安直?
オルトヴィン 同上




入り口へ戻る