フィンランド叙事詩 カレワラ-KALEVALA

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フィンランド周辺地図

バルト3国は、バルト海のほとりにあるからバルト3国なのです。テストに出ますよー(笑)

地図デース。


 「カレワラ」に登場する地名、「カレワラ」や「ポホヨラ」は実際の地図に登場しませんが、ラップランドと呼ばれる北の地方とカレリア共和国は実在します。ただし、カレリアというのは、少々特殊な立場にある国のようで、ロシアの一部と見なされている場合と、独立している場合とがあり、私にはそこらへんの事情は今ひとつよく分かりません。詳しいことは、国際情勢を調べていただきたい。

 さらに、よぉく見ると、ノルウェーとスウェーデンは王国、つまり王政であるのに対し、フィンランドは”共和国”。この国は、かつてスウェーデンとロシアに植民地扱いされていたので、纏まった国家として独立した歴史はかなり浅いのだそうです。
 過去に王国は無かったはずなのに、「カレワラ」のラストには、「カレリアの王となる人物」がワイナミョイネンを追放するというシーンが出てきますから、これはかなり意味深です。

 やぁ、それにしても、氷河湖にフィヨルド地形の複雑な海岸線、実に見事な氷河地形ですね。マンモスとかアイスマンとか埋まってそうですよ♪(関係ない)

 なお、お隣のノルウェー・スゥーデンとデンマークがヴァイキング勢力圏だったのに対し、フィンランドは多少の関わりを持つ程度(一方的に略奪されてた?)で、かなり独立した文化圏を築いていたようです。このことが、ゲルマンの持つ、いわゆる「北欧神話」とは違った神話を育てるに至ったと思われます。
 また、「ベーオウルフ」に登場する「デーン人」は、スウェーデンの南端あたりを故郷とするようです。(諸説あり)



 以上、役にたつようなたたないような、カンタン地図講釈でした〜。



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