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アプスー

別名・別綴り/
性別/男性
守護都市/


【主な役割】
原初の水(淡水)

【神話・資料別エピソード】
地下(深淵)にある真水の大洋の擬人化。妻ティアマトとの間に多くの神々をうむ。従神ムンムをもつ。
若い神々の騒々しさに耐えかねて神々の殺害をたくらむも、逆にエンキに殺されてしまう。(エンキはアプスーの上に自らの館をたて、「深淵の主」となる。)

●「エヌマ・エリシュ」
アプスー殺害の顛末が書かれている神話。ただしこの神話はマルドゥクがいかにして神々の王になったかを語るものとして作られているため、成立はバビロン第一王朝以降ではないかと考えられている。詳細はマルドゥクの項を参照。なお「エヌマ・エリシュ」では、アプスーは増えすぎた若い神々がうるさい、と愚痴っているのだが、後の時代に書かれる「アトラ・ハシース物語」では、アヌ神の跡をついで最高神となっているエンリルが、「人間が煩い」と愚痴る神話になっている。

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【参考】

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