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ニンフルサグ

別名・別綴り/ニントゥ、ニンシキル、ダムガルアンナ、ダムキナ、ニンマフ(ニンマハ)
性別/女性
守護都市/ケシュ、アダブ


【主な役割】
母なる大地

【神話・資料別エピソード】
エンキの妻で豊穣の女神。
別名が多いのは、元は別だった女神たちが習合しているため。出産の女神ニントゥと習合し、もともとニントゥが信仰されていたケシュの女主人となった。最も良く知られていると思われる名はニンフルサグで、この名前の意味は「山の女主人」「神々の母」。シュメールの諸王たちの母神でもある。

各々の別名の意味は以下の通りである。
  ニンマハ 偉大な女主人
  ニンシキル 清浄な女性
  ニンマフ 高貴な婦人
  ダムガルアンナ 主の偉大なる妃
  ダムキナ 真の妃

●「エンキ神とニンマフ女神」
神々にかわって労役に従事させるため、エンキ神が命じて、ニンマフ女神が人間を創造する話。その祝いの宴で二人の神々は人間の運命を定める。ちなみにニンマフは妊婦の守護神であり、子供を抱く姿で表される。

●「ルガル神話」
女神が、息子で戦いの神ニンウルタによって「山の女主人」ニンフルサグの名を与えられるという神話。
この神話では夫はエンリルとなっている。

●「アトラ・ハシース物語」
エア(エンキ)の命により人間を生み出す出産の女神ベーレト・イリーがニントゥと同一の女神として扱われている。

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【参考】

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