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ニンギルス

別名・別綴り/別名 ニンウルタ、ニヌルタ、ルガルバガラ
性別/男性
守護都市/ギルス(ラガシュに属する)


【主な役割】
戦いの神(英雄神)、農耕神

【神話・資料別エピソード】
都市国家ラガシュの中のギルス市の守護神。またラガシュ自体の主神でもある。妻はバウ女神。戦いの神で、性格の似ていたニンウルタ(ニヌルタ)と習合する。戦闘の力は「洪水のように凄まじい」という。また、農耕神という側面も持っていた。シュメール神話においては最高神エンリルに従う戦士されている。
前三千年紀には盛んに信仰されていた。そのためか、シュメールのテキストの登場シーンでは「英雄ニヌルタ」「勇士ニヌルタ」と呼ばれていることが多い。

惑星の中では水星がニヌルタと呼ばれる。

時代が進むとサソリの姿をとるパビルサクと習合するようになり、下半身がサソリの形態でも表現されるようになった。

武器は棍棒で、右手にシャルウル、左手にシャルカズを持つ。これはサソリ座のしっぽのあたりにある星の名前と同じであり、サソリ座であるパビルサクと同一視されることと考え合わせると、おそらく武器と天の星は同一視されていたのだろう。


●リスム祭

前一千年紀のアッシリアで行われていた徒競走で、リスムとはニンウルタがアンズー鳥を退治多したことにちなんだ祭儀である。毎年、第九月のキスリム月(11月〜12月)に行われていた。

●ズーの神話

アッカド語の神話。ニンウルタが母マミの命によりズー鳥を討ち、天命の書版を取り戻す話。

●「ルガル神話」(ルガル・エ)

この神話での両親は、父エンリル、母ニンマフ(ニンフルサグ)。
悪霊アサグが蜂起したことを自身の武器シャルウル(すべてを破壊するもの)から聞き、戦闘に赴く。戦闘時のニンウルタは天に達するほどに背が高かったと書かれている。武器には他にミトゥムとトゥクルというものも持っていたようだ。敗北しそうになったニンウルタは父エンリルから暴風を借りて敵を倒す。また敵から作り上げた山を母に捧げ、母ニンマフをニンフルサグ(山の主人)と改名させる。
ニンフルサグは通常はエンキの妻。
アッシリア時代の写本で多く見つかっているが、物語の成立はグデア王(新シュメル時代)と考えられているため、シュメル神話として分類される。

●「グデア王賛歌」
ルガルバガラという名で呼ばれ、神殿を捧げられている。ルガルバガラとは「バガラ(神殿の名前)の主(ルガル)」という意味。

●「ニンウルタ神と亀」
エンキのものとを訪れたニンウルタが、エンキの作り出した亀とともに穴に落ちてしまう話。この神話での母はニンメナ女神になっている。

●「農夫の教え」
農耕神ニヌルタが農夫に教える農耕法、という体裁をとっている。このテキスト内では、「エンリルの子、農夫ニヌルタ」と書かれている。
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【参考】

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