北欧神話−Nordiske Myter

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薄幸女神ナンナ

北欧神話の中で、女性らしい女神って意外と少なくてなぁ…。

アイルランド風ナンナ。

 夫バルドルが埋葬のため船に乗せられるのを見て、悲しみのあまり胸がはりさけて死んじゃう女神様。
 北欧神話に、そんな繊細な人がいたのか。
 いや、なんつーか北欧神話の女神様たち皆して強すぎるしさ。
 ケルト神話だと、胸張り裂けて死んじゃう人もいるんですけど…北欧神話っぽくないよその悲劇は。

 ってなことで、自分の中でナンナはケルト人。ウェールズから嫁いで来たのです多分。
 もしくは、ダンナが死ぬとじぶんも死ぬ呪いでもかけられてて、心臓に時限爆弾背負ってたんだー。

 ダンナが死を予言されてるってんで、どう想像してもナンナって不安げな表情した華奢な美人っていうイメージしかないや。
 義弟のヘズのことはどう思っていたのかしら義姉さん…。
 そういえば、バルドルはラグナロク後に復活するのに彼女は復活しなーい!

 愛って一体。ナンナ…何処いったのさ…。


【神様データ】

Nanna (古ノルド語) Nanna (英語)

主属性; バルドルの妻。夫の葬儀で、悲しみのあまり胸が張り裂けてしまい、火葬される。
その他の役割; 
家族関係; 父・ネプ 夫・バルドル 息子・フォルセティ
住居; 夫の住居ブレイザブリクと思われる
持ち物; 
補足; オーディンの子のひとり、ヘルモーズが死の国ヘルへやって来たとき、フリッグには布やその他のものを、フッラには指輪を託す。その指輪がどんなものであったかは不明。



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