北欧神話−Nordiske Myter

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オーディン様のムツゴロウ冒険記

面倒なので両目かくしてみた。さぁて! どっちの目が無いでしょう!(笑)
まさに通りすがりのオッサンて感じ。


 えー…。カラスって、こんな小さくないですねぇ。描いてから気がついた。まぁいっか。(オイ)

 カラスのフギン&ムニン以外にも狼のゲリ&フレキ、山羊のヘイドルン(ヘイズルーン)に豚のゼーリムニル(セーフリームニル)など、やたらと動物オプションの多い主神様。主要な動物だけで、オーディンの館は動物王国になってしまう。
 それらのアニマルズを手なづけ、扱うオーディンとは、いかなるジイさんか。
 もしかして、彼はアスガルドのムツゴロウさんなのではないだろうか?

 イヌ好きのチュール師匠とも微妙に話が合っているし。
 巨人族出身(?)のチュールがアース神の仲間になったのは、オーディン(ムツゴロウ)に弟子入りしたからなのかもしれない。

 ただでさえ、あだ名の多いオーディンだが、今日からもう一つ我が心の愛称として、ムツゴロウさん、と呼ばせてもらいたい。
 あなたにアニマル・マスターの称号を、捧げよう。


→小ネタ「オーディン様、上下逆です。」

     「オーディン様、荒稼ぎ中」



【神様データ】

Óðinn(古ノルド語) Odin(英語)

主属性; アース神族代表。世界を見渡すフリズスキャールヴという高座に座り、手下のカラスに偵察させている覗き見専門な人。(※ちなみにゲルマン民族では、一族の長は専用の高座に座るのが常だった。オーディンの場合も「一族の長」という認識でもって語られているものと思っていいだろう。)

その他の役割;
万物の父。というわりに、世界のすべてを作ったわけではなく、世界の基本的な構造を作ったにすぎないようだ。その世界も、「宇宙」をふくむ世界ではなく、アスガルドやミッドガルドといった、彼に支配できる空間のみを作ったという概念。そこから追い出された巨人たちが住んだのが、世界の「外」、ウトガルドである。

人間創造の神。というわりに人間の祖先はリーグ(ヘイムダル)だと語られてますが。
勝利の父。戦乙女たちを駆使して、戦況を思うままに変えるイヤンな人。
ルーンの発明者。ユグドラシルにぶらさがって修行しているときに思いついたそうだ。
大いなる知恵者。自分の片目を差し出して知恵を得た。とことんハードなジイさんである。

家族関係;
弟たち−ヴィリ、ヴェー
正妻フリッグ−息子 バルドル、ヘズ …ラグナロクを前にした兄弟の悲劇はよく知られているとおり。
娘にして妻ヨルズ(大地の女神)との間に、アーサソール(トールのこと)…長男。
人間の王女リンドとの間に、ヴァーリ
巨人グリースとの間に、ヴィーザル
巨人グンレズ?との間に、ブラギ(この説は正しいかどうかわかんないけど、手篭めにしたのは間違いないので…その)
養子or義兄弟−ロキ

住居; ヴァラスキャールヴ(グリームニルの歌にのみ。かつて巨人に建てさせた館と思われる)、グラズヘイム

持ち物;
 投げると必ず的に当たる魔法の槍、グングニル。製造は小人イーヴァルディの子ら。ロキが、シヴの金髪を貰いに言ったときついでにもらってきた。この武器、たまーにお気に入りの人間にも貸し出します。

 九夜ごとに同じ重さの八つの腕輪が零れ落ちる、魔法の腕輪ドラウプニル。製造は小人の兄弟、シンドリとエイトリ(またはブロックとエイトリ)。

補足; 手持ちの動物。

フギン&ムニン(鴉)・・・オーディン専用高性能小型生体偵察機。ただし戻ってこない可能性があります。
ゲリ&フレキ(狼)・・・テーブルの下で食べ物のあまりを食べてます。オーディンは葡萄酒しか飲まないので。
セーフリームニル(豚)・・・毎日食べても蘇ります。専属料理人はアンドフリームニル。
ヘイズル−ン(羊)・・・毎日乳を出してくれます。
エイクスュルニル(牡鹿)・・・角から水が滴り落ちて河となっている。
スレイプニル(馬)・・・ロキの息子。8本足で、宙もかける馬。その他にもたくさん馬は持っている。



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