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その9:最終章 朝日とともに去りぬ    〜おまけ写真



その他…観光してきた場所。

旗の下は、人とハトと土産物屋と。

サン・マルコ広場には、昼間になると大きな旗がはためきます。
イタリアの国旗と、ヴェネツィア共和国の国旗。この旗は、ヴェネツィア各地で見かけました。カ・ドーロなど、有名な館にはほとんど掲げられてました。

ビバ〜

Viva Venezia! ですか。
余談ですがサン・マルコ広場の裏には「アルヴィーゼ運河」ってのがあって、観光客は大抵、そこからゴンドラに乗ります。
日本人ツアーが4人〜6人ずつ分乗していくのを横で見てました。あれは一人で乗るもんじゃないスね。二人以上いないと恥ずい乗り物です。

ちなみに、この旗

18ユーロでした 売ってますから。

大中小と露店で売られていたので中サイズの一枚買ってきました。
なんだもうこれOKじゃん、ヴェネのストーリーイベントクリアしてんじゃん。(笑)
この旗をつければあら不思議、ご自宅の自転車・自動車等がアッというまにヴェネツィアンに。


ぐるぐる渦巻き
コンタリーニ・デル・ボーヴォロ階段。
かたつむり状のぐるぐる階段、って意味らしい。

ただの階段のくせに入場料が要る。周囲はただの民家。この建物自体、ふつうの集合住宅の階段だけカッコよくしてみました、っていう感じ。特に何かがあるというわけでもない。

この建物は、コンタリーニ宮殿という宮殿らしいのだけど、どこが宮殿なのかよく分からない。ヴェネツィアの建物は、なんかもう片っ端から年代もの&彫刻つき なので、特別なものも特別に見えなくなってくる不思議さ。あれだ、京都に寺がありすぎて、武家屋敷と寺の区別がつかなくなってくる感じだ。(違う)




ただの家。
見てのとおり、宮殿といっても周囲は普通の民家。

階段前の庭に折りたたみ椅子を持ち出して、雑誌読みながら切符きってる人がいる。
ここの階段が冬季は土日しか公開されていないのって、たぶん切符きる人が寒いからだと思うんだよね。(笑)



他、色々と町中を巡ってきたのもあるんですが、写真割愛。あのね、観光案内の写真って、ほんとによく撮れてると思います。現地に行くと意外と普通なものが多いです(笑)

シンガポールのマーライオンほどじゃないですが…ヴェネツィアは街そのものの雰囲気が独特なので、その中に溶け込んでいる観光名所が、なんだかあまり特異なものとは思わなくなってきます。たとえば教会だと、「美術品だらけの歴史建造物」を見慣れてしまい、だんだん、そういうものがあることがフツーに思えてきます。何百年も前の油絵が、手の届くところに無造作にかけられていることや、名前を聞いたことのある芸術家の彫刻が雨に打たれていることにすら慣れてくる恐ろしさ。


そういうんじゃなくて、もっと下町っぽい雰囲気味わいたい人には、サン・マルコ広場からリアルト橋を渡った先の市場オススメ。そこで売ってる切り売りのスイカ買って、噴水のほとりに腰掛けて貪り食ってたわけですよ。そしたらね。ハトが…。

ハトがものすごガンたれながら足元に近づいてくるんですって。マジで!
スイカ食ったらタネは出すでしょ。で、「ぺっ」て、飛ばしてみたんさ。したらハトがね…
ハトが争いあって端から食ってくの。もう怖いよ(笑) すごいエコロジカルっていうか生ごみ出ないけどさ、ハト怖ぇぇ。いつ本体を や ら れ る か、ビクビクしながら食ったね。

街内はやたらと噴水があり、やたらと水が垂れ流しなんですが、あれはどうなんですか。海の上に浮かぶ海抜ゼロメートルの干潟のくせに、周囲は海水のくせに、一体どこからあんな潤沢な真水が。
昔の井戸は雨水を溜めていたらしいですが、今垂れ流しの水も雨水なんでしょうか。謎です。
とりあえずヴェネの街はハト育成所です^^;


*****

【クエスト】

出発前に請け負った冒険クエストの結果を報告。

「サン・マルコ広場の鳩」
必要スキル:生態観察*R1 生物学*R1 難易度:★

世界中の旅行者の集まるサン・マルコ広場には、ハンパない数の鳩がいるらしいな。
どのくらいいるのか、あんた、確かめて来てくれないか。



ぽっぽっぽ ゴマ塩のような鳩の群れ。昼間になると…

はとぽっぽ 見ろ! 鳩がゴミのようだ!!!

めちゃくちゃ襲われますぜ! 観光客が、肩やら頭やらに鳩乗せてキャーキャー言ってるの。なんかに似てると思ったら奈良の鹿だよ。1ユーロで鳩餌売ってるし…
当然ながらフンがすごい。ヴェネツィアの町中は、町じゅういたるところハトのフンだらけです。カラスなんかいません。スズメとハトとカモメが三国同盟を結んでいる、そんな場所。


「日本から来たマンガ」
必要スキル:イタリア語(or身体言語 可) 視認*R2 難易度:★★

マンガ大国・イタリアでは、何故か日本ではマイナーなマンガが翻訳されて大人気になっているらしい。
どんなマンガが街角のベストセラーなのか、タバッキ(タバコ屋)で確かめてくれ。


まんが

サンタ・ルチア駅にてマンガのラインナップを撮影。
少女漫画はよくわからん。ワンピースがあった。あと、別のタバコ屋には星矢、ナルト、遊戯王が。
タバコ屋にあるのは、わりとオーソドックスなもののようです。

ナルトと星矢のポスターも発見しますた。

以上、クエスト結果でしたー。
*****


最終日は雨の中のヴェネツィア。

雨っていうか正確には雷雨。日ごろのハトや犬のフンが綺麗に流されてるのはいいと思うんだけど、頭上でものすごい音や光が踊ってる中を船に乗って空港に向うと思っただけでも…。

出発は早朝。雨のせいもあった、まだ薄暗いヴェネツィアの街を、かばんを担いでひたひたと空港行きの船着場へ。
幸い空港行きの船は定刻どおりだったけど、まずマルコ・ポーロ空港発のローカル飛行機の離陸が20分遅れ。スイス到着が20分遅れ。もろもろあって、日本へ飛ぶ長距離国際線への乗り継ぎまで30分しかない! 乗り継ぎのチューリッヒ空港をスーパーダッシュ★ 館内放送で「いませんかー?」とか呼ばれながら、映画のように必死で走ったのが私ですよ。ラストコールでなんとか滑り込み日本へ。
イタリアだけでなくスイスも、そして到着の日本も激しい雨。帰りは雨三昧で若干乗り物酔いのためヨレヨレしながらの帰宅でした。


ニッポン マダ ジッソウサレテナイネーただいま日本。


ってなカンジで、ネタに満ちたヴェネツィア旅行は終わりました。戻ってからは、また仮想現実のヴェネツィアに住んでます。

 ヴェネに行ってよかったこと。心のふるさとがまた1つ増えた。
 ヴェネに行って悪かったこと。お金がなくなった。ピザとパスタ食べ過ぎてピザ・パスタがちょっと嫌いになった。

人生はいつだって大冒険。どこにも行かなくても大冒険。
ひとつの冒険が終っても、また次の冒険が呼んでいる。がんばれ冒険者!


※中の人の人生の半分は、ネタで出来ています

<完>


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