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投稿時間:2004/06/09(Wed) 03:50
投稿者名:雪見
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古代エジプトの服飾について
岡沢さま初めまして。
サイトいつも拝見させて頂いております。
エジプトに関しての情報にとても詳しいのが素晴らしいですね(^^ゞ

早速なのですが、タイトルの通りの質問です。
そんなの壁画とかパピルスを見れば分かるだろー!
…と思われるかもしれませんが(汗)、
やはり二次元的すぎて構造がよく分からないのです。
自分なりに書籍で調べてもみたりしたのですが、
やはりどの本でもさらりと流されてしまっているようなので。
衣服の型、身に着け方なども載っている詳しいものは
ないのでしょうか?
洋書で探すしかないのでしょうか。

もし何か情報をお知りでしたら、ご回答お願いします<(_ _)>

投稿時間:2004/06/10(Thu) 19:32
投稿者名:岡沢 秋
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Re: 古代エジプトの服飾について
ども、はじめまして、雪見さん。

エジプトの衣服については、気になって以前調べたことがあったのですが、
詳しいことが分かっていないから本にもあまり詳しく書いていない、というのが
本当のところのようです。

たとえば、ファラオの被る「白冠」というイカの頭みたいな
帽子があるのはご存知でしょうか。

あれって、実物が見つかっていないから、どんな材質で作られているのか
不明なんですって。あのイカみたいな部分はどうやって立てていたんだ、
とかいうのも分からず。

絵としてあらわされる頻度は高いのに
何で作られていたのか分からないなんて面白いですよね。

また、エジプトの研究は
王侯貴族に集中していて、庶民のことはあまり分からないというのもあるみたいです。
発掘されることが多いのは墳墓ですし、副葬品の多い墳墓とういうのは
王侯貴族のものですから…。


断片的な情報にはなりますが、
私の知っている限りですと、こんな感じです。

・壁画の色鮮やかさとは裏腹に、
古代エジプト人の服装は清潔さをアピールできる白や、
材料のままの生成りが多かった

・染料を使うこともあったが、天然染料のみなので色数は限られていた
ベニバナ油で知られる紅花はエジプト原産で、服飾の染料として使われた

・エジプトに蚕はいないため絹は存在しないが、
絹のように柔らかい上等な麻布は存在した

・夜は以外に冷えるので、袖の在る上着もあった
また、第一王朝時代から、服にひだをつける技術が存在した

・時代ごとにファッシヨンの流行があり、壁画にあらわされる人物の服装は少しずつ異なっている
たとえば女性のスカートがロングになったりミニになったり、スカートが二重履きになったり(…と書くと、まるで女子高生の流行りのような^^;)


確か、ナショナル・ジオグラフィック誌のアクエンアテン特集のときに、
エジプト人の服の着方はきっとこうだっただろう、という詳細なイメージ図と、
「汗をかくので、王や貴族は一日に何回も服を着替えた」といった話が載っていました。

ちょっと、いつの号だったか忘れてしまったんですが…

ある程度のことが分かるのは、新王国時代以後なのではないかと思います。

あまりお役にたてないかもしれない情報で、すいません。

投稿時間:2004/06/10(Thu) 23:28
投稿者名:摩伊都
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横レスですみません
岡沢さん、今晩は、です。

特にエジプト関係の、という訳ではありませんが・・・
たまたま手持ちの本に少しだけ関係資料が載っていたので、僭越ながら紹介させていただきます。
ただ・・・かなり古い資料なので、今は解釈が違っているかもしれません。

『服飾の歴史』−古代・中世篇− ミシェル・ボーリュウ 中村祐三訳  文庫クセジュ 白水社
図入りで、古代エジプトの服装について記述してあります。160ページ中18ページがエジプト関係です。比較的手ごろで内容的にもいいかも。

『西洋服装史』村上憲司 創元社 235ページ中9ページ分の説明と写真があります。

もう一つありますが、これは値段の割りに説明が少なすぎるので、省略。

それぐらいしか知りませんが、服装のことについての資料って、本当に少ないですよね。

投稿時間:2004/06/14(Mon) 22:30
投稿者名:岡沢 秋
Eメール:
URL :http:// 
タイトル:
なるほどー
ども。こんちはー。

> 特にエジプト関係の、という訳ではありませんが・・・
> たまたま手持ちの本に少しだけ関係資料が載っていたので、僭越ながら紹介させていただきます。

僭越だなんてとんでもない。
情報ありがとうございます。

エジプト考古学という観点からではなく、いっそ服飾だけに絞って、服飾の歴史として調べるというアプローチもアリなんですね。

アクセサリーなど、腐りにくいもの、保存の良いものであればサンプルがたくさんあるんですが、服っていうのは、やはり、何千年も残るようなものではないですし、難しいんでしょうね。


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