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タイトル カナンの武具
記事No 2061
投稿日 : 2005/03/11(Fri) 16:51
投稿者 ING   <qqfs9639@herb.ocn.ne.jp>
 はじめまして。INGと申します。
 ウガリット神話について調べていたら、ここに流れ着きました。
 いきなりですが、質問でス。
 ウガリット神話で神々が用いる武器はいったいどのような物なのでしょうか?
 ヤグルシ、アイムールという棍棒は分かったのですが、まさかこれだけではないですよね?
 それと、カナン人といえばアラブ人やユダヤ人の先祖(?)にあたるわけですが、彼らは神々をどのような姿と想像していたのでしょうか?やはり黄色の肌で人の形をしている、と考えていたのでしょうか?
 よろしくお願いします。

タイトル 隊長ー、召喚!
記事No 2062
投稿日 : 2005/03/13(Sun) 22:33
投稿者 岡沢 秋
こんにちは。はじめましてー。

ウガリット神話ですか…うーん。
正直、そこらの神話って武器とか道具の固有名詞はでてきても、
具体的にそれが何なのか分からないケースが多いんです。

前もここの掲示板で「イナンナの武器って実際なんなの?」という話題がありましたが…。

>  それと、カナン人といえばアラブ人やユダヤ人の先祖(?)にあたるわけですが、彼らは神々をどのような姿と想像していたのでしょうか?やはり黄色の肌で人の形をしている、と考えていたのでしょうか?

詳しい人を召喚してみます。
お忙しかったら時間がかかります。
たぶん今ごろ、空飛ぶ城に乗ってキングズベリー上空を航行中のはずですから…。
(あ、狙ってる方じゃなくてもレスしてくださって結構ですよ〜)

タイトル 隊長ーじゃないですけど・・・
記事No 2063
投稿日 : 2005/03/16(Wed) 19:26
投稿者 toroia
こんばんは。
INGさんおおっしゃるのはバアルがコシャルハシスに作ってもらってヤムを打ち砕いた2つの棍棒ですね。
谷川政美訳『バアルの物語』だと「撃退」「追放」(アィヤムル、ヤグルシュ)と訳され、
またバアルがヤムの使者を殺そうとしたところでは「殺戮」「粉砕」(ムシャヒツ、マーヒツ)という武器が使われそうになってました。
この訳し方を見てみると、武器そのものの固有名詞というよりはその武器の機能がそのまま名前になっているという感じがします。
ほかには「突き刺した」とか「切った」とか「射た」とかいう表現があるので、普通に刀剣類や槍、弓矢を使っていたのではないかと。
ただし、北欧神話などのように固有名詞がついているわけではなさそうです。

> 先祖(?)
カナンの言葉やアラビア語やヘブライ語に同じ言葉が想定されるってだけで、はっきりと先祖といえるわけじゃないです。
姿は、
http://www.louvre.fr/anglais/collec/ao/levant.htm
ここの二段目一番左が有名なバアルの像ですが、普通に人間です(棍棒もってますが)。
ほかにもいくつか神像がありますが、普通の人間の姿をしてます。
肌の色はわかりませんが……

タイトル ヒゲ。
記事No 2065
投稿日 : 2005/03/17(Thu) 20:50
投稿者 岡沢 秋
カナン人がユダヤ人の祖先というのは、あれですか。
エジプトから脱出したユダヤ人がカナンの地に住みついたという話から…ですか。

んーユダヤ人がエジプトから脱出したのは新王国時代(アクエンアテンの前後でいろんな説がある)ですが、
その時代には、カナアン神話群の神様たちが、もうすでにエジプトに「輸入」されていたのです。

メソポタミア周辺の人種って、系統不明じゃなかったですっけ?
残された像を見ると、眼が青くて大きい、アジア人にしてはヒゲがふさふさ、等、変わった特徴があるとかいう話をちょこっと読んだ覚えがあるのです。

…以上、分かる部分のみ(逃

>toroiaさん

少尉! 来ていただけましたかっ。(待て

タイトル 呼ばれて飛び出て
記事No 2074
投稿日 : 2005/03/21(Mon) 19:59
投稿者 一条つばさ
たぶん隊長なひとです。遅れてすみません。

神の姿は基本的に人、です。
後光とか翼なんつーオプションやらちょっとばかりの例外を別にすれば、となりにいても電球背負った鳥人間コンテスト出場者に見ようと努力すれば見えるのではないでしょうか。
さすがに肌の色とかまではわかりませんが、中東系で思い浮かぶあんな感じでそんなにかけ離れてはいないのではないでしょうか?

> カナン人がユダヤ人の祖先

toroiaさんがおっしゃっているのは語族という概念ですね。使用言語の文法やら音韻体系、単語とその背景の思想などの類似から、同様の規則を持つ言語を使用する人々は、元来同じ言葉を喋っていた人々が散らばって違う言葉を喋るようになった、同じルーツを持つ人々だと考えるやりかたです。(たとえばアラビア語、ヘブライ語、アッカド語はどれもセム語族に属しますが、文法から単語の発音まで非常にそっくりです)

もちろんDNA検査ができるわけではないので血統的にどう、ということは断言できませんが、カナンに定住したユダヤ人がカナン人と自らを区別しようとしていたことを考えても、直接の祖先であるとは言いにくいのでは、と思います。
もちろん血統及び文化の混ざり合いがあったからこそ区別を強調するという側面もあったでしょうが。文化においても、聖書の記述にはあのへんの神話とあらすじやイメージ、神の呼称その他多数の類似点が存在し、「ウガリトは旧約のルーツ」だと言ってしまう人もいたりするんですが。(さらに古くは、同様の記述をシュメールの文学にも発見することが……えへへ。バビロン捕囚との関連性も考えなければばらないのですが、シュメールとか出ると壮大すぎて笑いが出ますね)

> メソポタミア周辺の人種って、系統不明じゃなかったですっけ?

たしかに語族からいえばごちゃごちゃしていますね(シュメール人とか系統不明ですよ)。
眼が青くて大きいのは、当時好まれた貴石がラピスラズリだったり眼の像とか見てもどーも眼を重視するヤツらだったらしいこととかあって、それがそのまま外見的特徴を表しているかどうかは判断の難しいところがあるのでは、と思います。網みヒゲ……食い物が編みこみの上にこぼれたらほどいて洗うんだろうか、気になったり。

>秋局長

長々とすみません。
城内メンバーとして上空で飛んでるより、がやがや町の一角にでもカウンターバーかなにか構えつつ、「あそこはまーた喧嘩してるわけ? すごいぐらぐら揺れてるじゃない。あんたもたいへんだねえ。で、ところでマイケル、彼女さんは元気?」とかそんな生活が楽しそうかな、と思います。(スルーしてください)

タイトル ああ隊長
記事No 2076
投稿日 : 2005/03/22(Tue) 02:17
投稿者 岡沢 秋
くさび文字をシャーペンとルーズリーフで書いたツワモノな隊長おいでませ。
がやがや町は…今日も雨ですから。オイラ城に篭り気味ですよ。

>後光とか翼なんつーオプションやらちょっとばかりの例外を別にすれば、となりにいても電球背負った鳥人間コンテスト出場者に見ようと努力すれば見えるのではないでしょうか。

ああ、確かにそうかもー。
…人じゃない形の神様はあんまいないよね、って、前にどこかの掲示板で話した覚えが。基本形が人型じゃないものは、神様と認識されていないんでしたっけね。

それで「なんでエジプトは動物で神様なんだ?」っていう話になったような…。

ほんと、なんでだろう(笑


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