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投稿時間:2003/02/23(Sun) 23:05
投稿者名:Warhorn
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株分け第1号
ということで、株を分けてみました。確かに見づらい・・・。で、お前のタイトルはなんだ、ツリーにしてタイトルだけを頼りにしているのに、とお思いのあなた、いや、別に私のコメントなんざ見るに値しないので・・・お気使いなく(おいおい)。

と、季節の言葉を書いたところで(おい)。

>1104 jinnさん
>そこで、やはり問題になるのはその訳の元になったテキストがどうなっていたか、ということを考える必要があると思うのですが、もちろん現存していない以上、最終的な答えは闇の中です。

私もこの検証は必要だと思います。写本は様々な検証が必要だと思います。写筆者にかなり依存するものだと思いますし。単純にかかれていることを逐語的に訳すのもどうなんだろうか・・・と思います。

>なお、Warhornさんの手になさったアイスランド語テキストは、恐らく私と同じ校訂本(Gudni Jonsson編)ではないでしょうか? Haymesの英訳も原典はそれを用いていますね。これは基本はストックホルム写本で、そこに欠落している最初と最後はA写本を基本にして、AB両写本を参照しているそうです。

え?そうなんですか?っと思い、本を見ました。その通りです。いやほんと当たり前かもしれないのですが、すごいですよね。私はめんどくさいので結構、出典元を明記しないのですが、改めて判る人は判るんだと思い知らされました(で、見る人が見れば判るんだから、やっぱり書かなくてい〜か〜と勝手に理解したりなんかして)。ちなみに解説が現代アイスランド語で少しあるのですが、お手上げです・・・。
すごいなぁ、神みたい・・・魔人というより・・・。

>1103岡沢さん
>の、どのあたりから描写なくなるか、教えていただけますでしょか。

サガの2区目というんでしょうか、サムソンの話とシズレク幼少の頃までの20章までです。正味ヘイミル君までが髪の色、体つきなどが詳しく書いてありました。

北欧名と現地語名のサガにおける表記なんですが、まま他のサガでもあります。ヘイムスクリングラのハラルド苛烈王のサガなんかでもあり、「彼女はエリザベスというが、北欧人はエルリシヴと言った」といったような表記なんです。(ちなみに、彼女はロシア人のヤロスラウ賢公の娘で、ロシアファンに言わせれば、ロシア人にエリザベスという名称はおかしいと・・・)。2つの名を書くのはサガの流行なんかなぁ・・・。

地名での例だとシズレクス・サガの13章の,er heitri Fritila, er Vearingjar kalla Fridsealu(便宜上のつづり)。これはフリズセルという名称が定着していた?んでしょうかね・・・・。こんなような感じで、恐らく輸入された時の名称とヴェーリングが口にしている名称がいくつかかかれています。(この当時はヴェーリングも過去の遺物となりつつあるような時代だと思います。北欧人と書かずヴェーリングと描くことである種の郷愁でもあったんでしょうか・・・ね・・・)。

南の名称は少ないのですが、それはそれである意味、調べる価値があるのかもしれません・・・かも。フンであこがれの念を抱くような感じで、南の少ない名称はある程度北欧人にとって何らかの意味のある地名として定着していたのだろうと推測することもできますんで、調べてくださいませ<親方(人に振るかな)

ヘイミル君の描写の章で気になったのは、名前の由来の部分で、ヘイミルが友達が少ない(恐れられて)という話があり、その後で、仲間の龍(オルム)からその巣に近づくのが恐れられた龍がヘイミルといい、それから取ってヴェーリングが彼をヘイミルと呼んだ、とあるんです。(スヴァヴァ(南ドイツ)にヴェーリングは行ってないじゃん、というつっこみはやめましょう・・・)

まぁ、このサガおけるヴェーリングの使い方も正味の歴史学でいうヴェーリングとかなり違う気がします。実際のフンと伝説のフンが違うように・・・(って歴史学ではフンはよく判っていないんですけどね・・・馬主の国は難しいんですよ・・・)

で、プチ質問なんですが、ヘイミル君の名前の由来で、わざわざ龍の巣が出てくるのはこのサガにおけるHeimirの語意がHeim+irなんかなぁと漠然と伏線なんだろうか・・・と思ったんですが・・・。

投稿時間:2003/02/24(Mon) 11:22
投稿者名:岡沢 秋
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英語読みか?
 ヘイミルなんだ。<今更
 じゃあHeimeは英語つづりか。それともカンペ間違ってたっけ? んー。

 彼の名前が竜からとった云々〜ってな話は以前もどこかのスレッドで出てましたが、で、自分の本名が気に入らなかったので自分でつけてみた名前だとかいう話は利いたことありますが(笑)、
 竜倒してその名前をもらったという話はガセで、倒してないけど名前だけつけられたンですか?

 で、容姿、ハイメ君までつーことは、主要メンバー中、はっきり容姿を創造できるのはディートリッヒ、ヒルデブラント、ハイメの3人だけってことに?

 しかし、これはある意味すごい発見かも。
 ハイメ(ヘイミル)君は最初に仲間になって、いっちゃん最後まで仲間でいる人なので、たとえ途中で出てこなくなってても大事キャラなんだなぁ! と。
 「コイツがいなくちゃ始まらないぜ」的な。
 うんうん。友達いない性格悪いコだけど、いちど友達になるとイイ奴だったんだよ、きっと。

> 基本はストックホルム写本で、そこに欠落している最初と最後はA写本を基本にして、AB両写本を参照しているそうです。

 スゲエ(笑)


> 北欧名と現地語名のサガにおける表記なんですが、まま他のサガでもあります。ヘイムスクリングラのハラルド苛烈王のサガなんかでもあり、「彼女はエリザベスというが、北欧人はエルリシヴと言った」といったような表記なんです。(ちなみに、彼女はロシア人のヤロスラウ賢公の娘で、ロシアファンに言わせれば、ロシア人にエリザベスという名称はおかしいと・・・)。2つの名を書くのはサガの流行なんかなぁ・・・。

 確かにエリザベスはヘンだ。ロシア人。
 エルフ語名と共通語名を分ける感じか…? <待て

 南の名称、頭が追いつけば調べてみます。
 でもオレじゃ相当不安です(笑) ガセネタになる確率大。

> で、プチ質問なんですが、ヘイミル君の名前の由来で、わざわざ龍の巣が出てくるのはこのサガにおけるHeimirの語意がHeim+irなんかなぁと漠然と伏線なんだろうか・・・と思ったんですが・・・。

 Heimが世界、irって何でしたっけ。(忘れているらしい)

投稿時間:2003/02/24(Mon) 21:51
投稿者名:Warhorn
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Re: 英語読みか?
>  ヘイミルなんだ。<今更
>  じゃあHeimeは英語つづりか。それともカンペ間違ってたっけ? んー。

あ、いえ、単純に私が持っているテキストがそのつづりだという認識の方がいいかもしれません・・・。で、最後のrを発音しないというアレだったら、ヘイミになると思いますし。いくつかの写本からの合体作ということだと、編集者の編集の仕方で変わると思いますし、単語などばらばらのハズのものを揃えたりとか色々していると思います・・・全然、判りませんが・・・。

多分、編集者によって忠実にされているのであれば、rが付け加えられて校正されたという可能性もあると思うんですが・・・。例えば20章のタイトルはEinvigi Thidreks ok Heimis.とありますし。これは属格かな。シズレクとヘイミの単戦いというような具合で・・・。

バリエーションは一杯あると思うし・・・。

>  竜倒してその名前をもらったという話はガセで、倒してないけど名前だけつけられたンですか?

ん〜というか、これも私が持っている英訳とテキストがそうみたいって程度かな・・・。違う伝説とかで、倒してうんぬんかんぬんとかあるのかも・・・。

>  で、容姿、ハイメ君までつーことは、主要メンバー中、はっきり容姿を創造できるのはディートリッヒ、ヒルデブラント、ハイメの3人だけってことに?

う〜ん、これも、私が流して読んだ感想なので、熟読後に、すんません・・・のコメントが上がったらすんません・・・。まだぼちぼち構築中でやっとちゃんと読みは(英訳とテキストの照らし合わせ作業)20分の1程度までやってこれました状態ですんで。

>  Heimが世界、irって何でしたっけ。(忘れているらしい)

えっとですねぇ、手持ちに資料がないんで記憶だけでアップしているんですが、「世界」は意訳だったはずです。元々は家(home)を示し、それで〜ヘイムという界は上手くは言えないんですが、実は家の空間の中というような意味あい(どでかい屋敷内になるのかな)だとかというような説を読んだことがあります(本で読んだんですが、どの本だったのか、今は思い出せません・・・。死と生の北欧神話だったか・・・)。いわゆる日本人がいう世界とは違うと思います・・・多分。

で、巣穴が伏線で家を示すのかなぁとか・・・。

irは複数形か・・・人を示すのか・・・・・・・ううう。

投稿時間:2003/02/24(Mon) 23:31
投稿者名:岡沢 秋
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あぁ! そーゆー意味かぁ〜
> ヘイミルは「家に属する者、または家の主人

 って自分が前のスレに書いてるし。
 heimがhomeのことで、「世界」が意訳、もともとが家の意味だとすると、上の「ヘイミルは家の主人」という意味が分かりまっす。

 それで、竜の巣穴かあ。なーるほどぉう。
 じゃ、やっぱり、ヴォルスンガ・サガのヘイミルや、ベーオウルフ
のハーマは同じ意味の名前になるのかな。

 さらに指輪物語に出てくるローハン騎士団の隊長ハマ殿も関連アリか?(笑)

>いくつかの写本からの合体作ということだと、編集者の編集の仕方で変わると思いますし、単語などばらばらのハズのものを揃えたりとか色々していると思います・・・全然、判りませんが・・・。

 私もぜんぜんワカリマセン。
 シドレクス・サガの写本のA/Bの区別もつきません。つくのはヘルデン・ブッフくらい?←ドイツのだから

 また何か情報あったら教えてください♪ ありがとうございますー。

** heimという単語は「世界」をあらわすが「宇宙」という意味の世界ではない、という話でしたら、出てくるのはステブリン・カーメンスキイの「神話学入門」っていう本です。

投稿時間:2003/02/25(Tue) 01:24
投稿者名:jinn
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Re: あぁ! そーゆー意味かぁ〜
Warhornさん、や、jinnはしょせんはjinnです故(^^;;;;
ランプを三回こすらないと出てこられない、鈍いヤツなんで(((f(^x^;;

> >  じゃあHeimeは英語つづりか。それともカンペ間違ってたっけ? んー。
> > ヘイミルは「家に属する者、または家の主人
>
>  って自分が前のスレに書いてるし。
>  heimがhomeのことで、「世界」が意訳、もともとが家の意味だとすると、上の「ヘイミルは家の主人」という意味が分かりまっす。

う〜ん、相変わらず、亀レスでごめんなさい。
あの。Heimeは、中高ドイツ語の綴りだと思いますが、いかがでしょうか?
Heimirは古アイスランド語の綴りということで。
heimrは、homeですが、「人間の住むところ」というので「世界」という
意味にも拡大したと、ボクは思っていました。
heimrの複数形はheimarということなので、Heimirの名前の意味については、今はまだわからず、すみません。う〜む。
>
>  それで、竜の巣穴かあ。なーるほどぉう。
おお! なるほど! それはなんだか目から鱗です(@_@)>
やっぱりheimrとは関係がありそうですものね、確かに〜。では、-irと
いう接尾辞はなんだろう・・・。う〜む、楽しい(^^;;;;

>  じゃ、やっぱり、ヴォルスンガ・サガのヘイミルや、ベーオウルフ
> のハーマは同じ意味の名前になるのかな。

『ベーオウルフ』のハーマは、このヘイミルの古英語読みと考えても
良いと思います。
一方、『ヴォルスンガ・サガ』のヘイミルとの関わりは、あるのかしらん?ボクにはまだわかりませんです。
>
>  さらに指輪物語に出てくるローハン騎士団の隊長ハマ殿も関連アリか?(笑)

あはは。これはたぶん、関わりがあると思います。トールキンが、
『ベーオウルフ』からインスピレーションを得たのではないでしょうか。

> >いくつかの写本からの合体作ということだと、編集者の編集の仕方で変わると思いますし、単語などばらばらのハズのものを揃えたりとか色々していると思います・・・全然、判りませんが・・・。
>
>  私もぜんぜんワカリマセン。

ということで、
ヘイミル 古アイスランド語
ヘイメ 中高独語
ハーマ(ハマ) 古英語

という風に考えればよいのではないかと思います。
尤も、『ヴォルスンガ・サガ』のヘイミルは、同姓同名の別人か、
あるいはサガのソースに、このヘイミルが関わりがあるのかは、不明と
いうことで・・・(涙)。うむむ。今、これをどう調べたらよいかも
わからなくなっています。五里霧中・・・む・む・む(-_-;;;

> ** heimという単語は「世界」をあらわすが「宇宙」という意味の世界ではない、という話でしたら、出てくるのはステブリン・カーメンスキイの「神話学入門」っていう本です。

うぉ! それは凄いです。さっそく探さねば(^-^)/~

投稿時間:2003/02/25(Tue) 23:21
投稿者名:Warhorn
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Re:あったんだ・・・ヘイミル由来
>1111 岡沢さん
> heimがhomeのことで、「世界」が意訳、もともとが家の意味だとすると、上の「ヘイミルは家の主人」という意味が分かりまっす。

すんません・・・気がつきませんでした。じゃぁ、家の主人ということでいいんだ。どうもっす。

>1113 jinnさん
>おお! なるほど! それはなんだか目から鱗です(@_@)>

いえいえ、ヘイミルの名前の由来のエピソードがあまりにもダサイので、なんでかな〜とふと考えてみたんです。勇士としてこの由来はどうよ・・・ってな感じです正直な所。

また面白そうなネタあったら振りますので宜しくお願いします。結構、このサガ、むちゃくちゃでかなりファンタジー的で面白いですよね・・・ごっつ長いけど・・・。

投稿時間:2003/02/26(Wed) 00:04
投稿者名:岡沢 秋
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たのしいですよね!
改めて、自分の持ってる資料(図書館からコピーしてきた諸々)が、ドイツ語文献からのものであることを確認。
 そうでした。
 もともとドイツ語つづりを基準にしてたのでした…イヤハヤ^^;

 しかしよく考えたら、ラテン語(ワルタリウス)も、古アイスランド語(シドレクス・サガ)も、中高地ドイツ語(他のディートリッヒ伝説)も、ぜんぶ一緒くたに現代ドイツ語に直したあと、さらに和訳してるっちゅう資料の状況はどうだろう…と、少し不安になりました。

ハイメ君は楽しいですよー?
名前の由来もアレですが、家おん出た理由とかも多分、どうでもいいような話だと思うんです。で、ディートリッヒ(年下)にケンカ売りに行く理由もどうでもいいようなもので、打ち負かされて仲間になる下りとかも、かなりなし崩し。

 ディートリッヒに剣もらったのはいいけど、そこでヴィテゲとケンカになりキレて家出するっちゅう話も、お前はガキか? と言いたくなるような話で。

 でも、やる時ぁやるのです。主人公の親友です。
 他の仲間が嫁もらって実家帰っちゃったり、別の人のところに奉公行っちゃったりしても、彼だけは残る(他に行くところなかったという説もあり)…しさ!
 彼はダサカッコいい人だと思うのです!

 勇士だけど騎士ではない。ベーオウルフの「首飾り盗んで逃げたハーマ」と同じ、ならず者のイメージで。
 
 長いけど最後まで読んでください〜 そしてハイメ君の悲しくも間抜けな最期で泣いて下さい〜>−<


 <以上。くだらねーハイメ語りでした。>

投稿時間:2003/02/27(Thu) 00:25
投稿者名:岡沢 秋
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スヴァヴァの名称
> 南の名称は少ないのですが、それはそれである意味、調べる価値があるのかもしれません・・・かも。フンであこがれの念を抱くような感じで、南の少ない名称はある程度北欧人にとって何らかの意味のある地名として定着していたのだろうと推測することもできますんで、調べてくださいませ<親方(人に振るかな)

ゴソゴソと、ハイメ君の出身地(そしてプリュンヒルトとも関係あるらしい)スヴァズァについて調べてたらゲルマーニアの38節に出てました。

 ドイツのシュヴァーベン(スヴァヴァ)、という地名は、スエービー(スエービア)族に由来するのだそうです。今のシュヴァーベン地方にやって来たスエービー族は、本体から分離して移り住んだ一族なんだとか。

 関係あるかどうかは分かりませんが、いちお、出してみました。

投稿時間:2003/02/27(Thu) 22:20
投稿者名:Warhorn
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Re: スヴァヴァの定義
あううう、手元に資料がない(こればっかり・・・・)んで自分のメモから引用するという・・・。え〜と、え〜と・・・。ニーベルンゲンの場合と、いわゆるゲルマン戦記の場合、それ以外の場合で、シュワーベンの定義がかなり異なっているようです。とりあえず、シズレクのサガではスヴァヴァは、

「スウェイビア人(シュワーベン地方の人)の居住地の南ドイツのシュワーベン。しかしこれには考慮の余地があり、北方フーナランドに至るアルプス山脈からライン河の東の全ドイツの地域を指すものでシズレクス・サガのみ見られる地名である。ニーベルンゲン(1205年)ではシュワーベンはライン河の東方の地域を指していると思われる。ドイツは様々な時代に多くのシュワーベン公により統治され、その範囲はまちまちになるのであるが、シズレクス・サガではシュワーベンは恐らく南ドイツとみなされる。これは特にフレデリックIV世(1208〜1250年)の統治間である1150年以後のホーエンストイフェンのシュワーベン人の一族の権力を示しているのであろう。そしてこの王のもとでシュワーベンは拡大していった。こんなに強大な土地がこの名称に与えられているにもかかわらず、サガの作成者にとっては一つの地名という認識で、首都名すらない。」

というような感じの認識らしいです・・・。これ以外にも解説本には長々と解説がかかれているんですが、私にはなんのこっちゃか・・・。

投稿時間:2003/02/28(Fri) 02:44
投稿者名:岡沢 秋
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ひ、広い…。
 なんつぅか、広すぎ…。
 そんなテキトーな認識だったのかスヴァヴァランド。
 つーことは、何ですか、シュワーベンとスヴァヴァは、起源的には同じものだけど想定されていた場所が違うと。

 言うなら、ニーベルンゲンの歌に登場するニベルンゲ族と、エッダに登場するニヴルンガル族は、言葉としては同じだけど、その言葉が意味する実態が違っている、というのと、同じことだと…。

 わりとイイ加減なんだな、サガの作者^^;

 スヴァヴァランドは、そういえば、シドレクス・サガにしか出てきませんでしたっけ。
 ブリュンヒルトが居るのは、エッダではフランケンの国、ヴォルスンガ・サガでは、ヒンダルフィヤル山。
 そして、ブリュンヒルトとハイメ(ヘイミル)が同時に登場するのはヴォルスンガ・サガ。

 あ、ちなみにヴォルスンガでは、ヘイミルはブリュンヒルトの姉さんの旦那にして養父という素敵な関係っス。(笑)
どっちも馬関係のキャラだよなぁ、という話が前に出てました。

投稿時間:2003/02/28(Fri) 23:05
投稿者名:Warhorn
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Re: ひ、広い…。
>  わりとイイ加減なんだな、サガの作者^^;

正直な所、編集者や著者によってかなり色んな概念が異なります。その人の経験や情報網に非常による物になっちゃいますし、今のような情報社会じゃないですし・・・同じ単語でもサガによってかなり定義が変わると思うんです。(思いっきり余談ですが、だもんで、私はサガやエッダでの魔法や奥義なんかにはあまり興味なかったりするんですよね・・・。結局、著者の経験や知識に因るところだもんで・・・。セイズ魔法はこうだ〜、というより(←えてして信仰宗教のサイトが多い)、スノッリの思うところのセイズ魔法はこうだ〜とかと書いてある本(しかも学者著)を読むとほっとします。)

ばっくりと考えている方が精神衛生上よろしいかと・・・おいおい。

>  スヴァヴァランドは、そういえば、シドレクス・サガにしか出てきませんでしたっけ。

う〜ん・・・解釈によっては「こんなに広域のスヴァヴァはシズレクのサガだけ」とも読めたり・・・。もうすこし勉強します・・・。

>  あ、ちなみにヴォルスンガでは、ヘイミルはブリュンヒルトの姉さんの旦那にして養父という素敵な関係っス。(笑)

このネタは以前、上がった時に食いつきたかったんですが、ちょっとコワかったので・・・。この当時(というか、サガにおける描写)は高貴な身分の子供は信頼できる者に養育を託すという風習があったりします。(これは菅原教授のヴォルスンガ・サガの解説にも触れてあります)。膝に子供を置くことにより養父となるという描写も多く見られます。ハラルド美髪王のサガにおけるこの描写は、イギリスのアセルスタン王に侮辱されたハラルド王がその仕返しに侍女との間の子供であるハーコンをむりやりアセルスタン王の膝に乗せて、お前はハラルド王の奴隷の子供の養父である、と使者が言って侮辱するというものです。一般的に、養育を託す方が養育する方より身分が高いわけです。

ということで、ブリュンヒルドのおとうちゃんが、ヘイミル君より身分が高いという可能性になるんです。(って、ブリュンヒルドのおとうちゃんって誰だったっけ・・・?おいおい)彼女は嫁ぐまでここでみっちりと婦人が身に付けなくてはいけない技を身に着けることになるんです。織物の描写は実質的なこんなネタも含みかなぁ・・・とも思ったりとか。

でもおねぇちゃんを彼に嫁がせているってのも面白いところです。身分の高い人は娘を外交手段、政略結婚に使うわけで、彼に嫁がせているって所がなかなか、彼のすごさを語るところかな・・・?(ぢつは長女が別におったりなんかして・・・)というか、そこまでサガの作成者は考えていなかったり・・・。
あくまでも世間話しかない私・・・。

投稿時間:2003/02/28(Fri) 23:57
投稿者名:岡沢 秋
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サガで世間話ちゅうのも(笑
>だもんで、私はサガやエッダでの魔法や奥義なんかにはあまり興味なかったりするんですよね・・・。

 私もそのようです。
 魔法やらなにやらは主観的な世界なので、絶対的な定義は無いし、ましてやソレを極めて使えるようになれると思い込んでいる人はどうだろうなーとか思ってしまいます。

 おなじ次元の問題として、「幽霊はいるのか、いないのか」なんて議論も、「主観的に言えば"存在する"が、客観的には"存在しない"、しかし大多数の人間が、主観的に存在を認めたものは、たとえ物理的に存在しなくても、存在することになる。

 議論するのが無駄とは言わないけれど、まず「人によって違うんだよ。」という前提が無きゃぁ話してもすれ違うだけだと。

 スノリさんの考えてたセイズというと、【スノリの生きてた時代の】セイズ、ってことになりますかね。
 時代によっても違うんでしょうね。

> う〜ん・・・解釈によっては「こんなに広域のスヴァヴァはシズレクのサガだけ」とも読めたり・・・。もうすこし勉強します・・・。

 ヨロシクです←オイ
 そういや、ニーベルンゲン伝説の地図は作ったけど、ディートリッヒ伝説の地図は作ってないわ。と、いうか、作れないや^^;
 jinnさんの情報支援があれば、出来る…か、かもしれない(汗

> ヘイミルとブリュンヒルドの関係

 いやーん、怖がらないでー。
 養子システムについては、ヴォルスンガ・サガの注釈でかなり詳しく触れられてましたね。身分の低い家に養子に出すのはいいとしても、どこまでの身分が認められるんでしょうね。自由民なら誰でもいいのか?
 シグルドは小人の鍛治屋に出されてますけど、種族の違いも関係ナシ?(笑)


>膝に子供を置くことにより養父となるという描写も多く見られます。

 そうなんだ!
 どっかのサガで見た…そうか、抱かせて「お前が今から父親ね」って言うのは、そういう意味だったんですか。

> ということで、ブリュンヒルドのおとうちゃんが、ヘイミル君より身分が高いという可能性になるんです。(って、ブリュンヒルドのおとうちゃんって誰だったっけ・・・?おいおい)

ブズリさんです。
しかしサガの後半からは何故か兄のアトリが父親扱いされてます。

家系図つくってみました↓
http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/2goukan/niberunku/saga/vol-fig.htm

 ブリュンヒルド、嫁ぐ予定ナシ、というより、嫁ぎたくなくて、兄アトリに脅されたという話もエッダのほうには出てたかなぁ…。

 ブリュンヒルドの姉ちゃんのベッグヒルドがヘイミルに嫁いでるっていうのは、なかなか意味深ですよねー。
 そもそもヘイミル君の身分は一体、どのへんなのか。
 シドレクス・サガでは田舎モンでしょう。
 田舎から出て身を立て名を挙げた一代目? で、よく考えたらヘイミルはアトリと義理の兄弟…。騎馬民族の王と義兄弟。父親の名前がシュワーベン(馬関係)だし、つくづく馬に縁のあるキャラだわ。この人。

 ついでに、ヘイミル氏の夫婦仲が良かったのか、とか、息子のアルスヴィズ君はどんな性格だったのか、とか、シグルドと友達になったはずなのにその後全然出て子無いのはどういうわけやねん、とか、いろいろ想像の余地があって楽しいですねぇ〜。v

投稿時間:2003/03/03(Mon) 22:49
投稿者名:Warhorn
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Re: 再び世間話
> ブズリさんです。
> しかしサガの後半からは何故か兄のアトリが父親扱いされてます。
>
> 家系図つくってみました↓
>http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/2goukan/niberunku/saga/vol-fig.htm

ああ、これはしょっちゅう参考にしていたのに・・・見落としていました。すません。

>  そもそもヘイミル君の身分は一体、どのへんなのか。
>  シドレクス・サガでは田舎モンでしょう。

ちょっとあれやこれやと学術的根拠なしに妄想していました。古代北欧の社会学(とくればサガの検証となるんだが)風に話を勧めてみると、まず農場を管理している人には大きく2つのパターンがあると思います。一つは王の農場を管理しているアールマンという身分。これは農場を切り盛りしているんだが、身分は奴隷扱いなんで、これではないとなる(勝手に農場をでるわけにはいかない)。もう一つはボーンディといわれる、一般的に農夫と訳される人。これはお代官様〜と泣き付くような小作人タイプではなくて、農場経営者と理解されるものです。そして大ボーンディとなるとヒルズ(私兵)を抱えて、王にたてつき、王にはなれないが、王を玉座から引き降ろすことはできる、という身分。

王はヒルズという親衛隊(という名のボーンディなどの子息を人質として手元においておいて身を守らせるという役割もある)を抱えており、それを養うためにヴェイスラという名のたかりの宴会接待してもらう旅に出ます。たかる相手はボーンディ等。(夏場はヴァイキング行きに出てそれで稼ぐ)。王は接待してもらったお返しに友情とささやか(おいおい)な贈り物をしたりします。(上記のアールマン管理の王の農場もヒルズを養う)。

で、いわゆるボーンディの身分じゃないのかなぁ・・・北欧風で考えると。身分はないが動産と不動産(しかも世襲制のオザルなど)を持って私兵をも持つというような身分・・・かな?

が、が、が、これはドイツ風で牧場経営者となると、また異なってくると思います。(北欧は地理的に馬はそう有効な財産ではないと思うんですよ。)

どうでしょうか?ドイツファンの皆様。ご意見お待ちしております。

ワープレスですんません、#1134の翻訳こんにゃくコメント笑いました。

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