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メトイエル Metyer、Mehurt

古代名:?/ギリシア名:メトイエル/別称・別綴り:メフルト、場合によってはメヘト?
性別:女性


――――太陽の母なる女神

主な称号

主な信仰
この名前は、ローマの歴史家プルタルコスが、「イシス女神の別称である」として著書で紹介している女神のものだ。
彼の言うところによれば、メトイエルは「原初の水ヌンの分身で、生まれたばかりの太陽を牛の姿で背に乗せて地上へ運んだ」ことになっているのだが、そんな神話はエジプト側には残っていないようだ。

彼女がイシスの別称だというのは、他の神とイシスを融合させた結果なのだろう。
その時代、イシス女神とハトホル女神が習合していたことを考えると、ハトホル女神が持っていた神話が、そのまま継承されたようにも思える。

プルタルコスの生きた時代が紀元後1世紀で、エジプト王国が既にエジプト人以外の王によって統治されていた時代だったことからして、彼の記述がどこまで正しいのかは、分からない。

もしも、この「メトイエル」という神が本当に原初の水の分身で、太陽を地上に上げる役目を負っていたのなら、創世神話に関わる、ヌトやゲブと同じ次元に位置する重要な神とも言える。

ちなみに、蛇の姿をとる女神メヘト・ウェレト、雌ライオンの姿をとるメヒト、メヘトは、名前は似てるが接点が無さそうなので、別神と思われる。

神話


聖域

DATA

・所有色―
・所有元素―
・参加ユニット―
・同一化―
・神聖動物―牛?
・装備品―



【Index】