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このカレンダーどうやって作ったか、書いとかないと自分が忘れるので記録。 まず古代エジプトでは、季節は日本のように4つではなく、次の3つだった。 「ナイル川の水かさが減って暑い時期=シュム」 「増水がはじまってから終わるまで=アヘト」 「水が引き、畑をつくる時期=ペレト」 この3つの時期に、それぞれ4つの月があり、3×4で12ヶ月。 それぞれの月は、「シュム期 第一月」とか、「アヘト 第二月」とか、呼ばれていた。 さらに1ヶ月は30日で均一。このあたりは、月ごとに日数が違っていて面倒くさい現代暦より、ずっと合理的だ。 30日×12ヶ月で360日。それに5日の予備日をプラスして、365日。5日間はお正月休みみたいなものなので、これも合理的な話だ。1月1日からピッタリ、お仕事を始められるんなら、正月ボケで出勤日を忘れずに済むとか(笑) この肝心の1月1日だが、古代エジプトでは、ナイル川の増水が始まる時、と、定められていたようだ。 なんせ生活に重要な役割を果たす川ですし、その川の水が増える時を基準にするのは、たいそう理にかなった一年のはじまり。で、この、「増水の始まる日」というのが、約3000年前のメンフィスで7月19日だったようなのである。 メンフィスとは、南北に長いエジプトの国土のちょうど真ん中、上エジプトと下エジプトの境目にある都市のことだ。 川の増水は上流から始まるのだから、当然、南のエレファンティネあたりだとメンフィスより1日2日は早くなるはずだが、そこはそれ、時差のようなもの。まぁメンフィスが兵庫県明石市だと思ってくださいヨ。 また、1000年とか2000年とか、時が経てばさらに何日かのズレも生じたはずだが、ここでは計算に入れていない。 3000年前・メンフィス地方・標準時を基準として、「7月19日がお正月」と、定め、ここを起点にして、上記のように30×12ヶ月に予備日の5日間を付け足したものが、このカレンダーになる。 なお、閏日は、存在することは分かってたものの公の暦には使われてなかったということで、ここでは省いている。 以上が、暦作成手順になる。 |
[古代エジプトの時間]
1日
| 24時間。 昼を12等分した「昼の12時間」、夜を12等分した「夜の12時間」にそれぞれ分かれている。 日の出(ラーの顕現)から日没までが昼、日没から次の朝の日の出までが夜なので、季節によって昼夜それぞれの長さと、1時間の長さは異なる。 1時間ごとに、違った名前がついていて、その名前をもつ守護神がいる。つまり1日には24人の守護神(女神)がいることになる。 |
一週間
| 10日。 古代エジプトも週休二日制だったが、10日中2日が休みなので、7日中2日休みの現代人のほうがたくさん休んでいることに(笑) ちなみに、公務員(ピラミッド建設作業員など)には有給・忌引き等の制度もあったようだ。いいな公務員。 1週間ごとの守護神もいた。 |
一ヶ月
| 3週間。10×3で30日が1ヶ月。 月ごとに神々の名前がついており、名前のつけられた神が、その月の守護当番を務める。 たとえば「ジェフティ月」の守護神は、トトである。持ち回り守護神。 1年12ヶ月、それぞれの専門の神もいたようだ。 |
一季
| 4ヶ月。 30×4で、120日がひとつの季節。古代エジプトでは、季節はナイル河の氾濫にあわせ、3つしか無かった。 それぞれ、シュム、アヘト、ペレトという名前で、季節ごとの女神様が守護している。 |
一年
| 3つの季節に、5日を足したもの。 120×3+5で365日が一年。予備の5日間は、3つの季節のいずれでもなく、月の守護神もついていない。 従って、この5日は守護者のいない危険な災いの日とも考えられた。この日の守護神となるのは、それぞれの日に誕生した、オシリス、イシス、ネフティス、セト、大ホルスの5兄弟のみ。 |
| ★ワンポイント 通常の一日の場合、3種類の神様が守護についている。 ・季節の守護神(3人の女神のうちいずれか) ・月の守護神(トトやハトホルなど、その月の名前になっている神と専門の神) ・時間の守護神 ★さらに特殊な場合は、次の神が守護についた。 ・その日が誕生日の神。(神々にも誕生日が存在した。) ・日ごとに誕生と死をくりかえす太陽神ラーは、基本的に、すべての日の守護神。 |
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