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  ピアジェ  



Piajet,J,. 1896−1980

スイスの児童心理学者。
 発達的認識論者。彼を知らずに心理学やってると言う人はモグリ扱いされるくらい超有名。テスト出題頻度も超高し。
 子供の知能や発達に関して、画期的な理論構築を行った。初期には、臨床面接と呼ばれる手法で子供の世界観、因果関係認識、道徳判断等の構造を調べ、自己中心性の概念を築いた。その後、共同研究者であるインヘルダーらとともに、実験手法を用いて空間概念、保存概念などの発達に関して、任地構造の段階的変化をとらえ、その仕組みを群性態などの数学モデルによって理論化した。
 発達における情動の役割や社会的・文化的な要因を軽視したことで批判もされるが、発達心理学の発展に与えた影響力は計り知れない。



【関連研究】


■思考発達段階説(Piajet’s theory of developmental stages of thinking)

 ピアジェの理論では、思考の発達は次第に新しい構造が出来てくるという方向性をたどることになっている。それらの構造に応じて、いくつかの段階(ピアジェは「時期」−periodと呼ぶ)に分けると、それぞれの段階は次のような特色を持っている。

1)各々の段階が生じる順序は一定で、段階の生じる年齢には個人差があっても、順序は変わらない。
2)各段階は、それぞれ全体構造で特徴づけられている。
3)これらの全体構造は、先行の構造から生じ、先行の構造を従属させ統合するものである。簡単に言うとレベルアップするごとに前の構造に積み重ねていくってこと。

 ピアジェの段階説では、知能の発達は次の4つの時期として展開されていく。

1)感覚運動的知能期(period of sensory−moter intelligence)0−2歳

乳児は、対象の認知を感覚と運動によって行う。やがて、もろもろのシェマ(スキーマのこと。基本的行動様式)を協応してゆき、意図的に対象に働きかけるようになる。8、9ヶ月以降では、じゃまになるものを退けてボールを取る、というように、手段と目的を結ぶ関係が成立する。(知能の芽生え)また、この時期の終わりには、見えなくなったものを探すというように、対象の永続性が完成する。

2)前操作期(preorerational period)2−7歳

行為が内面化し、「ごっこ遊び」のようなシンボル機能が生じる。しかし、思考は自己中心的である。思考はなお操作的説特色を持たず、保存も可逆性も成立していない。だから前操作期と呼ぶらしい。
「操作期」というのも実はピアジェの造語で、首尾一貫した理論枠の中での思考を指す。子供の思考は支離滅裂だと言いたいらしい。

3)具体的操作期(concrete operational period)7−12歳

この時期の間にもろもろの保存が成立し、可逆的操作も行えるようになる。自己中心性も脱し、他者との相互作用の中での思考も可能になる。さらに、一定の構造特性を持った群性体が成立する。しかし、思考内容はまだ未熟で、具体物に対して運用されない特色を持っている。まぁ、大人になってもたまーにこういう思考段階で止まってる人がいますけど。ははは。

4)形式的操作期(formal operational period)12−3、4歳

この青年期の初めの頃、一生続く形式的、抽象的思考操作が可能になる。科学実験も確実に行えるようになり、「もし〜であれば」と、いった、仮説演繹的思考も行えるようになる。


ハイ、長い! とにかくピアジェ’s研究はボリュームたっぷり! これはもう、心理学研究ビデオ(全12巻)でも見て覚えるしか無いネッ?! 個々の専門用語については…とにかく辞書で調べるべし。




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