古代エジプト風ファンタジー

灰色の町の守護者

<改訂版>


今から、はるか何千年も昔のこと――

灼熱の太陽に焼かれる赤い砂の大地と、大いなる川の恵みがもたらされた黒い大地が対を成し、緑豊かな扇状の下流と、白い岸壁のそそりたつ上流の対を成す、「二つの国」と呼ばれる場所があった。
様々な人種がまじりあい、小さな町が寄り添いあうその国には、多くの神々がいた。神々は、人ともに生まれ、人のすぐ側で、ともに暮らしていたという。

…これは、数多の神々によって守られた、はるか、いにしえの国の物語。



 

フレームを出す  ◆  外に出る