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セベットゥ

別名・別綴り/
性別/なし
守護都市/


【主な役割】

【神話・資料別エピソード】
集合名詞。「七つの悪霊」などと訳されることが多い。

セベットゥとは「七」という意味で、その名のとおり七柱の神のこと。紀元前1千年紀という比較的新しい時代のエピソードにある「エラとイシュム」において、エラ(ネルガル)神を戦いに駆り立て、マルドゥクから王座を奪わせる立場にある神々のこと。アヌ神が生んだものたちであり、性別はなく、天にも深淵にも存在することが出来る。
第一の神は無敵(南風)、第二の神は焔のように燃え上がり(竜)、第三の神は獅子のようであり、第四は恐るべき武器を持ち(蛇)、第五は嵐のように吹き荒れ(獅子)、第六は何ものも容赦せず(牡牛?)、第七は蝮の毒を持つ(疾風)。これらの神々が厄災の神エラの腹心となる。

なお、アヌ神の息子として別のセベットゥという個別の神もいる。

●他の神話との関連
ヨハネ黙示録に登場する「七つの霊」やグノーシス思想に現われる「七つのアルコーン」の原型ではないかという説がある。

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【参考】

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