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古王国時代 第3王朝

サナクト

Sanakht/Hor-Sanakht

在位年代;?
誕生名;サナクト(強大な守護者)
別名;ネブカー Nebka
治世;18年

王朝の首都;メンフィス  
埋葬地;サッカラ? 
出身地;メンフィス

家族構成;父/カセケムイ? 

シナイ半島およびワデイ・マガラからレリーフの破片が見つかっており、トリノ王名表にも存在することから実在は確実視されているが、王位の継承順は謎。サナクトとジェセルの即位順は説により入れ替わっていることがある。
なおシナイ半島から見つかったレリーフでは王は二重冠ではなく赤冠を身につけている。この王朝の王たちは下エジプトのメンフィスの出身のためか、下エジプトの王権の象徴、赤冠をかぶって出てくることも多いようだ。

即位順が不明なため年代を特定できないが、トリノ王名表では18年の治世が記録されている。

シナイ半島からレリーフが見つかっている理由は、シナイ半島で取れる銅とトルコ石の採掘を重視していたことから。先王朝までの王たちが征服したシナイ半島の領地から採れる鉱石は、この王朝から開始される大規模建築(ピラミッドなど)にも生かされることになる。


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