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初期王朝時代 第1王朝

ジェト/コブラ

Djet/Zet/"Serpent"

在位年代;前2822-2815年頃
ホルス名;ジェト(コブラの主)
別名;ウアジュ、ワジ Wadji
マネトー呼称;ウェネフィス Uenephis
治世; 8年(?)

王朝の首都;メンフィス
埋葬地;アビドス Z
家族構成;父/ジェル 妻/メリト・ネイト(メルネイト)?

174名の殉死者とともに埋葬された王。その数からして、かなりの権力を持っていた王と思われる。
ホルス名はヘビの一文字。そのため、スコルピオン王が「サソリ」王と呼ばれるように、この王は「コブラ」王と呼ぶことが出来る。

この時代、強大な王権の象徴は、よく知られた鷹(ホルス神)ではなく「雄牛」でもあったようだ。ジェト王の墓には、王権の守護者として登場するハトホル女神(雌牛)とは別の、雄牛のシンボルが登場する。

ジェル王とジェト王の間に、妻または母であるメリト・ネイト(メルネイト)が摂政として治めた可能性もある。


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