エジプト神話研究所 書架
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登録されている本の一覧
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[初心者][上級者][神話][辞典] 古代エジプの神々・神話百科事典
ジャン=ピエール・コルテジアーニ
原書房
エジプト神話に登場する用語・概念・神名に特化した辞典。
圧倒的情報量で図版も多いうえ、グレコ・ローマン時代の新しい神やシリア・ヌビアなど周辺に散ったエジプト神も入っている。
初心者から上級者まで使える逸品。
(12/08 16:34)
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[上級者][初心者][写真] 図説古代エジプト誌 古代エジプト 永遠の美術
松本 弥
弥呂久
フルカラーでエジプト美術の詳しい説明を乗せてくれている有り難い本。
初心者から上級者まで楽しめる。エジプト好きなら買い。
(01/11 19:20)
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[民俗][歴史][上級者] 民衆たちの嘆願 ヘレニズム期エジプトの社会秩序
石田真衣
大阪大学出版会
ギリシャ系外来人に王朝であるプトレマイオス朝時代のエジプトで民衆がどのように政府に「嘆願書」を出していたのか、という資料。
地方政治や政治形態、ギリシャ文化とエジプトの土着習慣がどう融合していったのかも分かって面白い。
(01/11 17:42)
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[初心者][写真][歴史] 図説エジプトの死者の書
村治笙子・片岸直美
河出書房
長大かつ難解な古代エジプトの「死者の書」の内容まとめ本。
訳本ではないのだが呪文の内容を判り易くダイジェストしてくれている。よくまとまっていて判りやすい。
図版多めで値段のわりにお得感がある。
(01/11 17:42)
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[上級者][初心者][写真][ヒエログリフ] 神々と旅する冥界 来世へ<前編><後編>
松本 弥
弥呂久
前編はピラミッド・テキスト、コフィン・テキスト、死者の書」など、
後編は王家の谷の王墓群の読み方・解釈の仕方を写真つきで丁寧に解説してくれている本。初心者向けだが上級者でも楽しめるはず。
カラー写真でこのお値段は嬉しい。
(01/11 17:42)
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[上級者][歴史][ヒエログリフ][辞典] エムブレム原典叢書3 ヒエログリフ集
ホラポッロ
ありな書房
ヒエログリフの知識がほぼ失われた時代に、辛うじて伝承されていた「ヒエログリフの意味解釈集」。
つまりヒエログリフが読めなかった時代の神秘主義的なヒエログリフ辞典である。
多くの黒魔術や神秘主義はこの本を元ネタにエジプト風魔術を厚生していたので、オカルトの元ネタ本のようなもの。
(01/11 17:41)
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[上級者][歴史][民俗][コプト] パピルスが語る古代都市
ピーターロパーソンズ
知泉書館
オクシリンコス・パピルスとと呼ばれるパピルス群をもとにした研究書。
ローマ支配初期の時代のエジプト都市民の生活と庶民の暮らしがよく分かる。
書紀の仕事ぶりや物価、当時流行の魔術など生々しい。
(01/11 17:40)
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[神話][娯楽][初心者] 神々と人間のエジプト神話
大城道則
吉川弘文館
エジプト神話・民話の中でもまとまった分量のテキストのある代表的な物語についての解説本。
他の神話本でも扱われている内容だが、手頃な価格・サイズでまとっている点はお得かもしれない。
元が大学生向けの講義だそうなので、そのくらいのレベル感で読めるはず。
(01/31 19:51)
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[歴史][上級者] エジプト初期国家社会の支配戦略と統治原理
竹野内恵太
六一書房
部族社会はいかにして国家に発展するのか、という命題のもとにエジプト王朝成立の黎明期にスポットを当てて資料を集めた専門書。
社会学的な考察の部分は煮込みが足りない気がしたが、石材の加工手法など初期王朝時代の技術資料はまとまっていた。
ナカダ期の石細工などが好きな人には楽しいはず。
(01/31 19:50)
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[歴史][注意が必要] 古代エジプトを学ぶ: 通史と10のテーマから
馬場 匡浩
六一書房
内容は一昔前に出た古代エジプト入門書の切り貼りで、逆に新説には追いつけていない中途半端な本。
全体的に薄く、入門書を書くには著者の知識が足りていない感 がある。また視点も偏っている。
ピラミッドは墓ではないと主張している下りなどは理由のこじ付けに思わず苦笑する。
初心者にはオススメし ない。
(06/19 23:20)
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[初心者][写真][歴史] 図説エジプトの死者の書
村治笙子・片岸直美
河出書房
長大かつ難解な古代エジプトの「死者の書」の内容まとめ本。
訳本ではないのだが呪文の内容を判り易くダイジェストしてくれている。よくまとまっていて判りやすい。
図版多めで値段のわりにお得感がある。
(05/17 19:29)
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[写真][娯楽][注意が必要] 河江肖剰の最新ピラミッド入門
河江肖剰
ナショナル ジオグラフィック社
タイトルに著者名が入っていることからお察しなとおり、エジプト本というより「テレビにでている先生のファンブック」である。
本体のピラミッドの内容は薄いので初心者にはオススメしない。
真っ白な背景に薄青い字で本文が書かれているレイアウト最悪な本で頑張らないと字が読めないが、そこまで頑張るだけの内容ではない。
(02/18 10:09)
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[やや難][写真][歴史][地理][辞典][注意が必要] 古代エジプト都市百科
スティーヴン・スネイプ
柊風舎
「The Complete Cities of Ancient Egypt」の邦訳版。
古代エジプトの都市に焦点を当て、データから都市の役割、意味など幅広く取り扱っている。
原著はぜひ読んどくべき本なのだが、邦訳版はわりと致命的な誤訳もあったりして微妙な感じに…。。
(11/27 13:51)
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[民俗][歴史] エジプト神話集成
杉勇・屋形 禎亮
筑摩書房
絶版になり長らく入手困難だった「古代オリエント集」のエジプト神話部分の文庫版。
内容は同じだが手に入りやすくなった。エジプトマニアはぜひ一冊持っておきたい。
(09/10 20:00)
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[民俗][歴史] 人類と家畜の世界史
ブライアン フェイガン
河出書房新社
エジプト関連ばかりではないのだが、家畜と人間の関わりについての本。
古代エジプトでのロバの利用を詳しく載せてくれている。
古代世界の家畜利用が幅広く分かる本。
(09/10 19:56)
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[民俗][娯楽][歴史] ファラオの秘薬
リズ・マニカ
八坂書房
古代エジプトで使われていた薬草類の名称と使い方の本。
アラビア語、コプト語も併記してあるのが特徴。
使い方例の記載があるのでイメージがつきやすい。
(09/07 22:10)
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[初心者][写真][娯楽][注意が必要] 決定版ゼロからわかる古代エジプト
近藤 二郎 (監修)
学研パブリッシング
初心者むけで写真や図を入れて分かりやすくしているように見せかけて、
ちょいちょい怪しい記述が入っている信用ならない本。また情報が全般的に古い。
初心者にはオススメしない。
(01/30 11:33)
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[歴史][やや難] エリュトゥラー海案内記
村川 堅太郎(訳)
中央公論社
エリュトゥラー海=紅海のこと。
エジプトの紅海側を出発してインド、アジアへと続くプトレマイオス朝末期~ローマ支配時代あたりの
海上交易網と取り扱い商品の覚え書き。
当時生きていた人が書き残しているので貴重な資料となっている。
(01/09 15:03)
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[注意が必要] よくわかる!古代文字の世界―古代文字だけが知っている、オリエント国家興亡の真実
飯島 紀
雪華社
びっくりするほど酷くてどこからツッコんでいいのか分からない。
海の民はミケーネ人だったとか、その絵がファイストスの円盤に出てくるとか書いてある…
肝心の文字や言語の歴史はおざなりで何の役にも立たないどころか信じちゃ駄目レベルの本。
(01/09 14:54)
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[やや難][民俗] 古代エジプト 死者からの声
大城道則
河出ブックス
エジプト本と見せかけて比較神話の本。エジプト成分は薄い。
エジプト人の死生観がテーマの本だが、比較手法が適切とは言いがたいため何が言いたいのかよく分からない本になっている。
世界各地の宗教に関わる知識が雑多に詰め込まれた本、という印象。
(07/05 13:35)
Script : Web Memory