エジプト神話研究所 書架
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登録されている本の一覧
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[初心者][神話] エジプト神話物語
ジョナサン・ディー
ちくま書房の本に載っている神話の別訳版。
出典についても細かく記述されていて、ライトな文章と裏腹に奥は深い。はじめてエジプト神話を読む人むけ。
(05/01 13:35)
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[初心者][神話] エジプトの神話 兄弟神のあらそい
矢島文夫
ちくま文庫
軽く一冊、初心者向け。エジプト関連の本を多く出している出版社とは少し系統が違いますが、とても読みやすい仕上がり。
エグい部分などは省いて、お子様にも安心。
エジプト神話なんも知らなくても、普通の小説として楽しめます。ただしコプト教についての記述はちょっと不正確かもしれないので、そこだけは注意。
(05/01 13:34)
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[上級者] 古代エジプトの歴史と社会
屋形 禎亮
同成社
日本における、この本出版時点での実力派な主要学者さんたちがほとんど揃ってる、見出しを見ただけで心躍る本です。
ただし内容はかなり難しめ。水準としては論文。
末尾の参考文献リストはかなり有用なので、面白そうだと思ったテーマの部分を集中的に読んで、
その内容に関連した参考文献を片っ端から読んでいくと、かなり賢くなれるはず。
(05/01 13:01)
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[上級者] マルカタ王宮の研究 マルカタ王址発掘調査 1985-1988
早稲田大学古代エジプト建築調査隊 編
中央公論美術出版
早稲田の発掘隊の調査生記録みたいな感じ。メイン活動内容。エジプト学者総出演のような感じで様々な角度から遺跡を分析しています。
テーベ対岸にあるこの遺跡について詳しく専門的に知りたい方、発掘調査って実際はどんなことを調べているのかを知りたい方は手にとってみては。
ただし専門書なので内容は難しいです。
(05/01 12:59)
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[上級者] 普及版 リンド数字パピルス―古代エジプトの数学
平田 寛 監修/吉成 薫 訳
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その名のとおり、古代エジプトの数学を知る上で貴重な「リンド数字パピルス」の完訳。
実物はとても大きなパピルスなのですが、その実物写真と裏表両方に書かれた問題文を余すところ無く書き起こし、解説してくれている巨大な本です。
パピルスの中身は算数の問題が何十と続いているモノなので、夏休みの宿題で数学ドリルをどっさり渡された子供の気分に浸りながら読めます。
(05/01 12:58)
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[写真] 古代エジプトへの扉 菊川コレクションを通して
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文芸社
菊川さんという個人が日本で集めた各種コレクションについての説明本。
個人所蔵コレクションとは思えないほど豊富で、扱いも丁寧。
また、説明が細かく、珍しいものも多い。
(05/01 12:51)
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[やや難][歴史][写真][辞典] 古代エジプト神殿大百科
リチャード・H・ウィルキンソン
東洋書林
「つけもの石ですかこれは」と思うくらいの大きさ、神殿の平面図、歴史、写真などあらゆるデータが詰まっている本。
エジプトのあらゆる神殿を網羅した本。濃い。
地図と年表をかたわらに置いて研究してみると楽しいと思います。立ち読みできる大きさではないので、ちょっと軽く調べるには向かない。
(05/01 12:36)
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[辞典][やや難][歴史][写真] 図説 ピラミッド大百科
マーク・レーナー
東洋書林
鬼のような資料です。全ピラミッドの詳細データやピラミッドの建造法など、ありとあらゆるデータを突っ込んであります。
高さなどのデータが一箇所にまとまっているのはとても便利。お高いのでなかなか個人で買うには至らないと思いますので、図書館で読んでください。
…ちなみに、立ち読みが出来る大きさではないです。
(05/01 12:34)
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[やや難][歴史][写真][辞典] ピラミッド
アルベルト・シリオッティ
河出書房新社
そのものズバリなタイトルでエジプト好きを魅了。監修は矢島文夫先生。序文がハンコック氏と喧々諤々だったザヒ・ハワス博士。
その経緯を知っていれば、表紙めくったすぐのハワス博士のコラムに裏の意図を読み取れて思わず含み笑い出来るはず。
主要なピラミッドの構造と内容を、地域別に分類して載せてくれているという、エジプト・古代遺跡マニアにとってはドリームな一品。
他の写真集にくらべ、ボリュームに対する値段が低めなのも庶民にとっては嬉しいところです。
(05/01 12:31)
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[やや難][辞典][歴史][神話][民俗] 大英博物館 古代エジプト百科事典
イアン・ショー&ポール・ニコルソン
原書房
項目数、各項目の内容ともに申し分なし。まさに百科事典の名にふさわしいボリュームです。
ジャンルも偏りなく、歴史、神話、考古学用語のほか、一般的な名詞まで、あらゆる言葉を並べてくれてあります。
(05/01 12:29)
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[初心者][歴史][イスラム] 世界の歴史8 イスラーム世界の興隆
佐藤次高
中公文庫
エジプトのアラブ支配、そしてエジプト文明の失われていく過程を知るための本。
ローマの、そしてアラブの穀倉として、あらゆる政権が欲しがったナイルの恵みに満ちる豊かな地、エジプト。
エジプトはいつからアラビア語を公用語とするようになったのか。ピラミッドを築いた人々の子孫は、どのようにして異教の中に生きていったのか?
アラブ世界の中のエジプトの位置づけはある程度判るはず。
(05/01 12:28)
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[初心者][イスラム] イスラームの世界地図
21世紀研究会
文藝春秋
イスラムについての本の中でいちばん読みやすかった。
「そもそもジハードとは聖戦のことではない」など、基本的なことから入ってくれるので初心者にも分かりやすい。
要所ごとに重要な単語や意味を書いてくれているので、イスラム用語を覚えるのにいい本だった。
(05/01 12:24)
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[イスラム][やや難] 現代のイスラム 宗教と権力
山内昌之
朝日選書225
911事変のあと、とりあえずイスラム教関係の本をそろえるか。と数合わせのために買った本なので、内容よくわかってないすorz
この本は私には少し難しすぎた…。
(05/01 12:23)
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[初心者][神話] よくわかる 旧約聖書の歴史
樋口 進
日本キリスト教団出版社
本当によく分かった! 聖書に出てくる地域の現代の様子なども載っていてイメージしやすい。
また、聖書に書かれている内容を歴史から見るとどうなっているかというのが全体的な流れなので、大まかな時代の流れを確認するのにもお役立ち。
旧約聖書そのものが手元にあると比べながら読めていいかと。
(05/01 12:22)
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[初心者][神話][メソポタミア] ギルガメシュ叙事詩 【付】イシュタルの冥界下り
矢島文夫
ちくま学芸文庫
成立から人類最古の叙事詩といわれ、メソポタミアといえばコレというギルガメッシュ・サーガの全訳
。翻訳に対し説明もつけられていて文庫版なので持ち運びもしやすい。
(05/01 12:21)
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[初心者][歴史][メソポタミア] メソポタミアの王・神・世界観 シュメール人の王権観
前田 徹
山川出版社
まず最初の「オリエント」という言葉の由来あたりで目からうろこ。
全体的にシンプルで筋が通ったまとめ方をしてくれているので頭に入りやすいです。
見た目と裏腹に中身はぎっしり。メソポタミアの歴史を流れで理解したい場合にはお勧めの本。
(05/01 12:18)
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[初心者][神話][歴史][メソポタミア] 古代メソポタミアの神々
監修・三笠宮崇仁
集英社
エジプトのすぐお隣で繁栄した、メソポタミア文明について多くを知ることが出来る本。
写真も豊富なので、イメージが沸きやすい。神話のあらすじと、文明のおおまかな流れを知ることが出来ます。
メソポタミア本にしては珍しく、分かりやすくなっています。
(05/01 12:17)
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[やや難][神話][メソポタミア] ウガリトの神話 バアルの物語
谷川政美 訳
新風舎
古代オリエントつながりで、バアルの神話に関する資料。
ウガリット神話に興味のある人にはオススメ。ここまで詳しく解説してくれている本は他に無いです。
ちなみに原語の解説つき。
欠落箇所を敢えて補わず、そのままの訳で出してくれている本なので、現在分かっている神話がどういうものなのかを、より詳細に理解することが出来ます。
(05/01 12:16)
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[注意が必要][歴史] ピラミッドはなぜつくられたか
高津道昭
新潮選書
永遠の謎とも呼べる「ピラミッド建築」の方法について、考古学者ではなく「建築の専門家」という視点からアプローチする、たいへん興味深い本。
アトランチスのような既成論なしにトンデモな結論に結びつける強引さが見所のトンデモ本。
最初のほうは至極まっとうなのに、途中からいきなり疑似科学にかっ飛ぶその落差に唖然。
何故そこまで知識がありながらそういう結論になるのだ、と小一時間問い詰めたくなること間違いない。
まじめに読むぶんにはオススメしないけど、ねたをねたと理解して読むぶんにはこの上なくお勧め(笑)
オチは黙っときますので、興味のある方はどうぞ。
(05/01 12:13)
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[初心者][歴史] 最新エジプト学 蘇る「王家の谷」
近藤二郎
新日本出版社
まずどこら辺が「最新」なのかがよく分からない本。
最近の発見物について説明しているのかと思ったらそうでもない(出版は2007年9月末なのに、なんとツタンカーメンの話もハトシェプストの話も出ていない…)。
内容の各章に繋がりが薄く、とっちらかっている印象で、一体何が言いたいのか、どこらへんを焦点にしているのか悩む。
タイトルは「王家の谷」だがあんまり王家の谷とも関係ない。
間違いがあるとか、内容に問題があるというよりは、タイトルどおりの内容ではなく、面白いとも思わなかったため、お勧めはしないな、という感じの本です。
何故か世界大戦中のことについての発言があるとか、微妙に政治的ニュアンスの記述があるのも、個人的にちょっと…どうかな、とか。
(05/01 12:11)
Script : Web Memory